Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 334

【今週のジャンプ感想30号】読切作品『卓上のアゲハ』小悪魔ビッチ系なヒロインと、細部のモブキャラにも手を抜かないこだわりに壮大なポテンシャルを感じてみる

コンニチワールドトリガー
yukuです!

ワートリ急遽休載でしょんぼり温泉な今週のジャンプも読んだ順番に感想行きます!


■食戟のソーマ
「No.2でいることに必死な奴が頂点を目指す俺の相手になるわけがない」

と秘書子さんに勝利宣言する葉山。そしてその上で秘書子の志も、そして見ている料理の世界をも「狭い」と言い切ります。

これには冷静な秘書子さんも色めき立ちます。

が、実際葉山のハンバーガーを口にした秘書子さん、前回纏っていたガードの固そうなスッポンスーツはいつのまにか破られ、丸裸で葉山バーガーの味に善がりまくります。

うーんでもこの展開は秘書子さん、えりなお嬢様のNo.2にこだわってましたが、この勝負を機に「頂き」を目指すようになっちゃったりするのかな。

もちろん最初から二番手で安寧するというスタンスは料理人としての見解を狭めるものであるということは真理かもしれませんが、秘書子さんの秘書属性は失われてほしくないかなとかって思ったりもしてます。

そしてソーマといい感じの「ライバル同士のやりとり」を果たせたタクミは思わず顔を紅潮させます。なんだコイツかわいいな…

だがしかし次の対戦相手である美作に思わぬ挑発を受けたタクミ、負けじと宣戦布告をします。不穏なムードの中、次週に続きます


■ニセコイ
思いがけず楽と羽さんひとつ屋根の下での二人きり展開…

が、舞子集くんの計らい?でそのことを知った女子衆、そうはさせじとこぞって楽宅に押し掛けます。

なぜかルリちゃんまで…まあ小野寺さんのお付きってことなのでしょうが…

ルリちゃん自身はあくまでも楽個人に恋愛感情はないということでよろしいのでしょうか?

そういえばこの前ルリちゃんのお爺ちゃん編では楽スキーのフラグが立ちかけたように見えましたが最終的には舞子くんが持ってってましたもんね^^

一方で千棘のお付きっていうていでやってきた鶫ちゃん、こちらはそう思い込もうとしているだけでもう楽のこと意識しまくっちゃってますよね。

そしてマリーさんは相変わらず安定のマリーさんということでwww

でも前回で、自分の恋を守るために戦うことを(ルリちゃんに)決意表明した小野寺さん、王様ゲームでも他の女子からまったく警戒されてないところがまた伏兵仕様ハンパないです…

マリーみたいにあからまだったり千棘みたいに「公認の恋人関係」だと「恋敵」として用心もされようものですが、まさかこの大人しげな小野寺さんが楽のことを自分たちと同じように狙ってるなんて他のどの女子も(マリーでさえも)思ってないんでしょうね。

羽さんは…どうなんでしょうね。

小野寺さんの気持ちに気づいてたりするのかな。

みんなより年上ということで10年前の記憶や情報については一番多く握ってそうですもんね。もしかしたら小野寺さんの気持ち、のみならず楽の本当の気持ちすら気づいてたりもするのでしょうか。あーでも先週、千棘に宣戦布告していたってことはやはり小野寺さんに対してはアウトオブ眼中なのか…

とりま、羽さんの「命令」がどんなものなのかめちゃ気になります。


■(読み切り)卓上のアゲハ
卓球漫画きた!!!(@_@)

この漫画のノリは結構好きかもです。

絵も可愛いですしね。とくに女子…

罰ゲームで告らされた冴えない系男子であるアゲハにまさかの「卓球」を理由に振られてしまったヒロインのリリカは、テスト中の教室という公衆の面前にもかかわらずその悔しさと自分がいかにモテるのかを叫び憤慨をあらわにします(こーいうキャラ好き…)

そしてリリカはあらゆる手を使い、アゲハを自分に振り向かせようと画策します。

そんなこんなで部活動場所及びリリカの唇を賭けて?の卓球勝負へともつれ込むわけですが…

こう、スポーツ漫画のヒロインが小悪魔ビッチ系っていうのも珍しいですが、まあそれだけならばなくはないとは思いますが、面白かったのはこのヒロインによって物語が進行されてる点です。

スポーツ漫画のヒロインってどうしても応援側(サポーター)に回ることが多くて、こう、物語が進むにつれて空気になりがちですが、リリカちゃんの場合、応援側(サポーター)という役割プラス物語の主導権を握るポジションだったのがよかったです。

まあそのため逆に主人公が「巻き込まれ系」と化すわけですが、そこは主人公のトリッキーな卓球技術と卓球にかけるストイックな熱い想いで、立派に卓球漫画の主人公としてのプライオリティは獲得してますので問題はないかと思われます。

ていうか実況の女の子(モブ)もなにげに可愛い。

そういえばリリカのクラスメイトのコたちもそれぞれきちんとしたキャラデザだったし、敵キャラのカマセ君たちも2人とも使い捨てポジの割にそれぞれキャラが立ってましたし、細部のモブにも手を抜かないそのキャラへのこだわりみたいなのが垣間見えて好感が持てました。

ヒロインのキャラや物語展開がちょっと少女マンガっぽいノリのようにも感じたので、ひょっとして作者さんは少女漫画家出身なのかなと思ったりもしたのですが3年前のトレジャー新人賞出身漫画家さんということで、どうやらそういうわけでもなさそうです。

そして作者さんの好きな漫画は『黒子のバスケ』ということですので、もしこの卓球漫画で連載がヒットすれば実質黒バス枠の後継として少年ジャンプのスポーツ漫画の次世代を担うべき作品になるかもしれませんね。

ちょうど正統派スポーツ漫画に火ノ丸相撲も連載されましたし、こちらは「とんでもスポーツ枠」ということで…

まあ、黒バスが決勝戦終了=連載終了とは限らないですのでそこらへん何とも言い難いんですけどね。


■火ノ丸相撲
ユーマの妹、っていうかこのシーンだけだったら妹なのか姉なのか分からないのですが(ユーマを呼び捨てにしてましたしね)あおり文で妹ちゃんであるということがサクっとネタバレ。

部活動での練習シーンをすっ飛ばしての相撲大会当日。

展開早いな…

見た目マブいスレンダー系スーツ美女登場。どうやらこの相撲大会を追ってる記者のようです。

がしかし、高校生力士の身体にハスハスするなど結構中身は残念な、というかお腐れな感じの御方っぽい…??

注目株は何と言っても沙田のようで、しかしながら今回はそんな沙田が対戦を楽しみにしている力士がいるという…いったいどんな力士なのか、ということで美人記者さん、「国宝」を探し求めそしてついに電車道で初戦を圧勝しその凄まじいいパワーを見せつけた火ノ丸に目をつけます!!!

ほんと、展開早いです…正ヒロインの出番はまだまだ先っぽいですね。


■黒子のバスケ
赤司の悲しき家庭事情が明らかに…

歯車が狂いだしたのは小5の時に唯一の心の安定剤だった優しい母親を亡くした時から―かたや黒子がバスケと出会ったのも小5でしたし、全く違う境遇の2人ですがターニングポイントがともに小5という点で奇妙な符号を感じます。

そして交代する前の赤司は実はすでにとっくに目覚めていて、意識の奥底で「もう1人の赤司」が消滅する機会、つまりは「敗北」を迎えるその瞬間を待っていて、しかしながら敗北を待たずしてオリジナル赤司は自力で目覚めることを決めます。
そのきっかけは「黒子に負けたくないと思ったから」。

そして赤司は「勝つために」、「もう1人の赤司」と交代します。

あっこれはいわゆる青峰の言うところの意識の奥底にある「もう1つの扉」を開けるということになるのでしょうか。

ここから「目覚めた赤司」のターン、つまりは洛山のターンが来るのでしょうか。
というよりターンが来てもあれだけ個人プレイを繰り広げてしまったPGに、ほかのレギュラー陣はわだかまりなくついて来ることができるのかっていう話なんですけどね。

こんな感じで以上です!!!



卓上のアゲハは連載前提の読切作品ってことになるのでしょうか。

だとするとやはり球技系スポーツ枠として黒バスの後継的な意味合いもあったりするのかな。とはいえ黒バスはアニメ3期も決定してますし、この決勝戦で最終回を迎えるというのはタイミング的には微妙なんですよねー。

ストーリー的には綺麗に収束されるとしてもやはりアニメ放映中はよほどの事情がない限り連載は続けるべきという判断になるかとは思うのです。

このまま2年生編、または世界編みたいになるのか、あるいはめだかボックスのめだかちゃん送別会編のようにちょっとした後日談的なエピソードを数話入れて引き伸ばし、新章に突入する前に綺麗なカタチで締めてしまうのか…

だとすると後日談的エピソードといえばもうアレしかないですよね…

リコちゃんと日向・木吉の三角関係?に白黒をつける!!

まあ、日向キャプかなー、リコちゃんは…

そして一方で桃井さんの恋についても…やはり黒子っちに告白しちゃうのかなー。
あっいやこれまでもモーションかけまくってますので今更って気もしますが、青峰いわく黄瀬のアレと同格にしか見られてないってことは本気の告白とは認識されてない可能性が多々あるんですよね。

といいつつ、「ほっとけないから」という理由だけで同じ高校についていくぐらい青峰のことを大事に思ってるということもありますので、その気持ちに恋愛感情が含まれてないとも限らず…というわけでこちらもリコちゃんカントクと同じくやや三角関係な感じがしなくもなかったりなのです。果たして桃井さんが本気で恋をしているのは黒子っちと青峰のどちらなのか…

みたいな感じの、バスケとは関係ない後日談的エピソード数話で幕を閉じるという可能性を密かに危惧してたりします。

ところでスポーツ漫画枠といえば、昨年Sporting salt(スポーティングソルト)-塩谷の解剖学-っていう読切があったかと思うのですが、あれどーなったんでしゅおね。

主人公がプレイヤーではなく、サポーターっていうポジションが斬新だったのと、ほんのりお色気要素もあったりして結構期待の作品と思っていたのですが…

※ありました!こちらの感想記事のやつです!

まあ、お色気要素で売るにはお胸の作画があまりにも微妙だったので目下修行中なのかもしれませんが…

次世代のWJスポーツ漫画枠を担う作品として、火ノ丸相撲→正統派スポーツ漫画枠(一般向)、卓上のアゲハ→トンデモスポーツ漫画枠(女子向)、そして塩谷の解剖学→お色気系スポーツ漫画枠(男子向)…的な3大柱でいけば安泰なんじゃないかとかって1人妄想してます。

そういえばみんなタイトルに主人公の名前が入ってますね。
黒子のバスケの大ヒットもありますし、これはいいジンクスなのかも…^^??とか言ってみる。

まあそんなことよりもまずはクライマックス一直線の黒バスをいかに綺麗な形で収束させるか、っていうのが今後のWJスポーツ漫画の道筋をつくる大きな分岐点になるのかなと思ってます。個人的にはまだ終わってほしくないんですけどね。


**************************
▼ブログランキング参加中です▼
**************************

Viewing all articles
Browse latest Browse all 334

Trending Articles