※ネタバレ含みます
yukuです。
黒子のバスケ3期5話(55Q)
まずは回想シーンより。
練習中は厳しく叱咤飛ばしまくりの恐ろしい先輩・宮地さん。
それは1年エース・緑間&若き司令塔・高尾に対しても変わらず、たじたじになる2人。
しかしそんな1年坊主2人がたまたま立ち寄った夜の体育館で目撃したのは、1人、テスト期間中にもかかわらず無心で練習に取り組む宮地の姿…
主将の大坪から、宮地や木村のスタメンになるまでの血のにじむような努力、そしてスタメンになってからもその責任の重さを人一倍自覚するがゆえの鍛練の積み重ねについて聞かされ、改めて秀徳のスタメンを担うということについて思い知らされ決起新たにする緑間と高尾…
場面は変わり、SFは葉山の超速ドリブルに翻弄されっぱなしの宮地…
SFは基本的に内も外もいけるオールラウンダーな点取り屋がそのポジションにつく傾向にありますが、葉山のすばしっこさはディフェンス側としてはかなりの脅威だと思われます。
このチームの場合、PFが例の秘蔵っ子ゆえに活躍はまだまだ先ということでこの葉山クンがばんばん活躍してスコアとっていってる感じですね。
▼絶好調な葉山快進撃に豪快な労いを送る根武谷
(後頭部は痛そう…)
3Pの脅威がある緑間には2人マークで何とか抑えきれるかといった感じの洛山ですが、逆に緑間へ2人とられても圧倒し得る秀徳の他スタメンに対し「はっきり言ってアナタ(緑間)以外は足手まとい」であると指摘する実渕。
本当のことであるとはいえ、かなりの暴言です。
が、緑間は先輩たちの「努力」をすでに知ってます。
「このチームで足手まといなど、俺は知らない」
きっぱりとそう言いかえします。
かつて帝光時代から、他の仲間たちがどれほど道を踏み外そうと黙々とただ1人自身の技を磨くために練習を重ね、まるで信じられるのは自分のみであるといわんばかりのバスケをしてきた緑間が、自チームの先輩たちへの圧倒的「信頼」を見せつけた瞬間でもあります。
だがしかし赤司の壁は厚い。
インターバル、赤司はついに緑間のマークを買って出ます。
なお、インターバルですれ違う緑間と黄瀬。
お互い、かつて自分たちキセキの世代を従えていた赤司の力を十二分に分かってるからこそ、決して楽観できないこの戦況に深刻な面持ちです。
そしてこちらは邂逅する赤司と火神(一発触発?!)
「頭が高いぞ」出ましたッ…
たしかに頭が高いな火神…
そして後半試合はついに緑間vs赤司のマッチアップ!!!
赤司の「天帝の眼」に敢え無く転ばされてしまう緑間。
そして高尾も…
いやー、ここらへんの絶望展開はなかなかよかったですねー。
もはや点差は開きに開き、なすすべもなく崩れ落ちる緑間…
が、そんなとき先輩たちの喝が入ります。
「不撓不屈」
たとえどのような劣勢に立たされても決して心くじけず最後まで勝負を諦めないこと。
現に、このような絶望的戦況にあっても応援席側は誰一人絶望せず、なおも力強い声援を止めません。
コートには立てなくても秀徳のモットー「不撓不屈」の精神を貫き体現する応援席のチームメイトの姿を目の当たりにし、また何度洛山に抜かれようと屈せず勝負に挑み続ける先輩スタメン達を仰ぎ見ることで緑間と高尾は再度立ち上がることを決めます。
果たして、赤司からスコアをもぎ取る秘策はあるのか…
点差は絶望的ですが、このシーンはかなりグっときました。
なお、そんな風に秀徳に馴染み先輩たちとの信頼関係を見せるコート上の緑間の様子を神妙な面持ちで眺めるはかつての帝光チームメイトたち。
かつて、「海常のみんなとバスケやるのが楽しいんス」と語る黄瀬に「俺は楽しい楽しくないでバスケをやってない」と言い切っていた緑間。だけど今回「もっとあの人たち(3年生たち)と一緒にバスケやってたいよな」という高尾の言葉に緑間は同意し立ち上がります。
「チームを勝たせるために」という目的は変わらないのでしょうが、そこに「秀徳のみんなともっとバスケをやっていたい」というモチベーションが加わったことで緑間にもようやく火神や黄瀬の言っていた「楽しいバスケ」への執着が芽生えた瞬間なのかなと思ったりもしました。
そしてそんな緑間をコートの上からじっと見つめる紫原の表情が印象的でした。
てな感じで感想は以上です!
ちなみにアイキャッチの黛さんインパクトwww
このシークレット感が逆にラスボス臭を醸し出してる気がしなくもなかったり…
そして今回のエンドカードは、SFマッチアップ組!
葉山のこの小憎らしさがいい味出してますねー。
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