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少年ジャンプ+読切『ウソキヅキ』の「世にも奇妙な物語」実写化デビューに見る、少年漫画界における”シチュエーションミステリ”というジャンルの可能性について

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こんにちわ
yukuです。

少年ジャンププラスの新人漫画家・渡辺優平氏による読切作品『ウソキヅキ』が、今週11/28(土)フジテレビ放映「世にも奇妙な物語 25周年SP」で異例の実写化デビューを果たしました。

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『嘘が生まれた日』というタイトルで放映されます。


少年ジャンププラスでのこうした民放TVによる実写化は初じゃないです?

しかもオムニバスの1話のみとはいえ、老舗の超ロングヒット番組に採用されるなんてなかなかの快挙ではないでしょうか。

まあしかしこの作品、いかにもジャンププラス向けというか…まあ清々しいほどのストーリー重視にして若干風刺めいた感もあったりして、およそ従来の少年ジャンプでいうところの「ジャンプらしくない」作品といったところでしょうか。だからこそのジャンププラス投稿作だったわけですが、このたびの快挙は少年ジャンププラスが最初に挙げていた「少年ジャンプを倒す」という目標にまた一歩近づけたと言っても過言ではないでしょうか?

そういえばジャンププラスの人気作品ってこう、『カラダ探し』や『ラブデスター』、あとは現在休載中の『神様、キサマを殺したい』などのミステリ要素の濃い作品がどちらかというと好まれる傾向にあるのでしょうか…

ジャンプ本誌連載陣でいうところの『デスノート』など、いわゆるストーリー重視な「邪道」と言われていた作品がジャンププラスでは「王道」の座に君臨しつつあるような気がします。

これは単純に読者年齢層の違いというのもあるでしょうが、編集サイドの訴求方法の違いというのも大きく関係するのでしょうね。

別にどちらが良い悪いという問題ではなく、少年ジャンプ本誌とジャンププラスではまず「部数(読者総数)」の規模があまりに違うため、いわゆる「メディアの影響力」を考慮するなら、ジャンププラスが比較的そういうものに縛られず、少年誌の枠を超えてノビノビと挑戦し続けられるのに対し、ジャンプ本誌は「大御所」ならではの制約や配慮義務が大きく関わってくるとは思います。

さらに言うならば、ジャンププラスの読者ターゲット層としては、明言はされてないものの恐らく「アラサー世代(20代半ば~30代)」を想定しているのではということは復刻作品のチョイスなどから鑑みることができます。

ある程度自分のお金を自由に使えて、SNSにも精通しており、サブカルにどっぷり浸かりきった、スマホアプリなども使いこなせる世代です。

ジャンプラが「無料配信」などという大盤振る舞いをしている狙いは「コミックスの売上」というより、ひょっとしたらアニメ化やゲーム化に伴うグッズなどの二次使用による収益を見込んでいるのかなとも思ったりします。

『バクマン。』でも言及されていたように、昨今の少子化による少年漫画市場縮小で、もはやコミックス売上だけでかつてのような収益を上げられる見込みは薄い…かといって「少年ジャンプ」が「少年誌」である以上、そのターゲット層を「それなりの収益が見込める大きいお兄さん(お姉さん)」向けに切り替えるわけにもいかない。だからこそのスケープコードとして「少年漫画の枠を超えた」などという大義を掲げた、F1層による「二次使用収益」を図るべく旗揚げされた媒体=少年ジャンププラスということなのかもしれません。

さて、もし「少年ジャンププラス」のターゲット層が前述したようなアラサー世代=かつての少年層ということであるならば、やたらとシチュエーションミステリの類が多いのもうなずけます。もっと言うなら「大人向け」…というより、ピンポイントで「アラサー世代向け」であることを感じます。

これは個人的な所感ですが、どうもアラサー世代のオタク=考察厨の先駆けというのがイメージとしてあったりします。

影響としてはやはり『エヴァンゲリオン』をリアタイで観ていた世代だからなのかなあとか…

かつての王道的少年漫画にみられた主人公=「正義」では必ずしもなく、そもそも「正義」なんてものは境遇や立場によっていくらでもカタチを変えるあやふやなものであり、昨日まで「正しい」と信じて疑わなかった世界も価値観もちょっとしたきっかけで容易く崩壊するような…そんな混沌を生きる主人公たちの作品が支持される世代でもあるように思います。

「難しいことはいいからとりあえず主人公(正義)がドカーンと悪を倒すようなスカっとする王道漫画を読ませてくれ!」という需要ではなくなってきたということです。

そんな風に『エヴァ』で鍛え抜かれたややこしい「考察脳」を満たしてくれる作品としてはやはり、かつて少年ジャンプ作品ではどちらかというと「邪道」として認識されていた『デスノート』だったり『レベルE』だったり…『ジョジョの奇妙な冒険』も「邪道」ジャンルに振り分けられるのかな?あるいは「ジャンプっぽくない」という理由で落選の憂き目を見たものの、今や別雑誌にて大ヒットを果たし社会現象にまでなった『進撃の巨人』もまた、考察厨なアラサー心をくすぐる「邪道漫画」と言えるのではないでしょうか。

そう考えるとジャンプラ作品はラインナップ的にも「ジャンプっぽくない」けど、アラサー世代に大ウケしそうな作品の宝庫であるように見えてきます。

さて本題に戻りますが『ウソキヅキ』もまた、読切ではあるものの、シチュエーションミステリのジャンルとしては大変よくできた世界観と起承転結であるように思えます。

まさにバカ王子や亜城木夢叶が持込みしそうな…ジャンプ本誌に持込みしたら恐らく「キャラが弱い」「もっと主人公を分かりやすく活躍させられないのか」などという注文が来そうですね。いや、今のジャンプ編集部はそんな野暮なコトもう言わないのかな?

そして「世にも奇妙な物語」という、それこそ「シチュエーションミステリ(オムニバスミステリ)」の金字塔ともいえる番組の実写化に選ばれたことはまさしくジャンププラスの今後に大きな影響を及ぼすものであると予見します。

なお、作品内容が気になる方は、今ちょうどコチラのジャンププラス公式アプリにて掲載中ですのでチェックチェックです。


”「嘘のない世界」で巻き起こる世にも奇妙な物語を漫画版&ドラマ版で目撃せよ!!”(公式ページより抜粋)












パクチー熱

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こんにちわ
yukuです♡

突然ですがパクチーをご存知でしょうか??

タイ・ベトナムなどのエスニック料理に欠かせない、ちょい独特な風味の香草です。

個人的には中国読みの「シャンツァイ(xiang cai)」が一番響き的に好みなのですが…マイナーな呼び名なのかしてあまりわかってもらえないので、もっぱらパクチー呼びです^^

そして別名コリアンダーともいいます。

百貨店などでは、ほぼ「コリアンダー」の品名で売られてるようですね。

次に紹介するのは先日、大阪日本橋にあるタイマーケットで仕入れたパクチーなどです。なんと根っこつきです!

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へへへ…(σωσ)

えと左から、ジャスミン米・ガパオソース(ホーリーバジルソース)・レモングラス・パクチー・こぶみかんの葉です♡♡♡

調理してたら帰宅した旦那さんに、部屋がタイ料理屋さんみたいな匂いになってると言われてしまいましたwww

ガパオソースはミンチ肉や鶏肉などの炒め物に絡めると美味しいです。

レモングラスは今のところ、アジアンスープに入れたり、ヤムウンセン(春雨サラダ)に絡めたりしてますが、まだまだ使い方研究中です!

こぶみかんもお肉の炒め物かスープ系に使ってますが、タイカレーなんかに入れるとエスニック感が増すと思います。ウチの作るタイカレーめっちゃ評判悪いんですが(辛すぎて)あわよくば折を見て食卓に登場させる所存です。

で、お目汚しかもですが、不思議系レシピ書庫恒例の…

パクチーをつかった献立を今から写真付きで紹介したいと思いますので、よければ見てってくださいっ♡


エビチリ&キムチナシゴレンのスパイシーレッド定食♡♡♡


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わかりづらいんですが左奥の大根たくあんに乗っかってる緑色のブツは、えと、実はこれまたパクチーです……

正確にいうと、パクチーを刻んでペースト状にしたものを瓶詰保存したものです。

オリーブオイルと塩で漬け込んでます…


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若干気持ち悪くてスミマセン…

次行きます!

ベトナム風春雨スープ&ミニトマトの甘露煮パクチーペーストのせヘルシー酸味セット

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脂っこい餃子のおともに…作りました^^

ベトナム系は酸味が至高と個人的には考えてますので、レモン汁を絞るなどして、なるべく酸っぱさをきかせてみました。


パクチー盛りホーチミン風定食


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これでもかってくらい、生パクチーを贅沢に盛ってみました^^

鶏肉とトマトはナンプラーで味付けしてます♡

右奥の白いペラペラは、最近マイブームの「大根ハチミツ漬」ですwww

左奥の雑にブツ切りしてるのは、塩麹漬けしておいたササミです♡



アッ次で最後なんで…もう少しだけおつきあいください!



発酵料理アラカルト

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鯛の切り身にかかってる白いドロドロは自家製の塩麹になります。

生の米麹に塩と水をぶち込んで、毎日かき混ぜつつ一週間くらい寝かせたら、発酵して塩麹になってくれます。

パクチーは…お分かりですよね(^.^)?

全体的にぼんやりした色合いの献立にひときわ緑色を主張してきてる……ヤツです。

ちなみに手前の白い四角いブツは、じつは木綿豆腐を糠に漬けたものです。

クリームチーズみたいな食感になってなかなか美味しいです。


…えと、最後の方、なにげに発酵漬トークに話が逸れた気がしなくもないですが…

じつはパクチー料理と同じくらい、発酵料理もマイブームです♡

今度機会があればまた記事にしたいなーとか思ってるんで…よければ相手してください///


以上です。

















我がヲタ活動に「スランプ」が訪れる日は来るのか

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こんにちわ
yukuです。

自分の場合、学生時代から今日に至るまでずっと、いわゆる「漫画オタク」であることは隠し通してきた部類でして、然るに学校行事などでイラストなんかを描いたりする機会があっても、こなれてることがバレないようにワザと拙いタッチで描いたりしてました。

すごぉく高飛車な言い方をするならば「イラストが上手に描けるのを隠してた」んですよね。

あわよくば「脱ヲタ」を謀っていた私は、漫画絵の上達なんか望んだことはなかったですし、それでも気がついたら授業中のノートに、あるいはチラシの裏にいつの間にかラクガキしちゃってる自分がいたりしました。

そしてお風呂の中やトイレではいつだって自然と「創作ネタ」を練ってました。

客観的に面白いかどうかはともかく、子供のころからの「創作ストック」も今ではかなりのものです。

ところで最近、別にプロを目指さなくても、「隠れヲタ」のまま自分のそうした妄想やイラストをSNSで公開(垂れ流し)できることを知りました。

おかげでチラシの裏にラクガキをすることも減り、会議中は資料余白がラクガキで埋まることもなければ、リアルでのうんちくや批評、「自分語り」も随分減らすことができました。

いわゆるSNS活動が毒抜きの作用を果たしてくれているわけです。

――大多数の人にとっても、SNSとはそういうもの(毒抜きのツール)であるとばかり思ってました。

だけど必ずしもそうでないということを、最近ですがようやく理解してきました。

私はこのブログのほかにツイッターもしているのですが、そうするといわゆる「SNSクリエイター」の方(稀にコミケ活動や商業活動をされてる方も含みますが)による、「スランプ」状態というのにたびたび出くわします。

「創作ネタが全く出てこない」「絵が上達しない」「自分の作品が嫌いで仕方ない」「小説が進まない」「ブログ更新したいのにやる気が出ない」etc…

「またまたご謙遜を…と思っていたころもありましたが、どうやら本気で壁(スランプ)にぶち当たり悩んでおられる方々が実際、一定数おられるんですよね。

それも商業活動に対してというだけでなく、普段のブログやツイッター、pixivなどに公開するようないわゆる「アマチュア創作活動」に対してです。

それについてはすごく不思議だったのですが、そもそもそうした方たちと自分とでは、どうやらSNS創作活動に対するスタンスが全く異なるのであるということに気づいてきました。

まず前提として、私がブログを書いたりイラストをあげたりするのはほぼ100%「毒抜き」のためです。

要するに、「隠れヲタな日常にヲタ要素を持ち込まないようにするための手段=SNS活動」です。

だから毒抜きが成功すれば、自分の作品(毒)に対する他人の評価はさほど気になりません。

アッもちろん反応を頂けるのはすごくうれしいのです。

だからエゴサもよくします。

「イイネ」をくれた人のホームは必ず覗きに行っちゃいます…。

だけどたとえ自分のSNS作品が意に反し酷評であっても、あるいはまったく評価されずに総スルーだったとしても、それで落ち込んだりする発想はそもそも持ち合わせてないということです。

なぜなら今時点での「ありのままの自分」が生み出した作品や主張をSNSでおおっぴらに評価(酷評やスルーも含め)してもらえるというこの環境こそがすでに、私の「承認欲求」を充分満たしてくれているからです。

だから、スランプ状態に陥る人というのは「ありのままの自分」をさらけ出す快感よりも「もっと成長したい」という向上心溢れるタイプの人たちなのだと思います。

数多あるバトル漫画の主人公もそうであるように、飛躍的成長を遂げるのに「スランプ」という壁はつきものです。

劣等感と自己嫌悪、そして張り裂けんばかりの焦燥感…そんな「満たされない現状」こそが一皮むける前触れだったりするのです。

しかしだからといってそうした「悩めるSNSクリエイター」の方々=リアそっちのけのSNSドップリ人間というわけでは決してなく、おおかたは多忙な日常生活をこなしつつ、尚且つ限られた時間におけるSNS活動の中で、自身の作品に向き合い、悩み、試行錯誤しているというのがスゴイところです。

「SNS=毒抜き」とか言って現状に満足している「満たされしオタク」である私に果たして「スランプ」は来るのか…?!?!

今のところ可能性はかなり薄い感じですが…やたらと長文記事ばかりなこのブログの口数がめっきり減った際には「スランプ」の兆候を疑って頂ければ…

こ…乞うご期待!です













たとえ千棘ENDになったとしても…最後の最後に小野寺さんのターンは拝めるのか?!

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◇仙界大戦(封神演義)
太公望vs聞仲

◇十本刀戦(るろうに剣心)
緋村剣心vs瀬田宗次郎

◇ワムウ戦(ジョジョの奇妙な冒険第2部)
ジョセフジョースターvsワムウ

◇WC準決勝 誠凛高校vs海常高校(黒子のバスケ)
黒子テツヤvs黄瀬涼太

◇生徒会戦挙戦(めだかボックス)
黒神めだかvs球磨川禊



というわけで、えー…今しがた挙げさせてもらったこれら歴代WJの「対決バトル」に共通する事柄とは一体何でしょうか(いきなりのクイズ形式)

お…お分かりですかね?!

・作品史上最も盛り上がったバトル?!
・管理人であるこの私の一番好きな対決?!
・魅力的な敵キャラとの一騎打ち?!

ウーン、いずれも決して間違いではないのですが…

もう少し厳密に申し上げるならば「ラスボス戦直前の、二番手の敵によるバトル」っていう共通項が当てはまるかと思います。

正直なところ、実はラスボス戦=消化試合戦とまで考えている私としては、じゃあ一体バトル漫画の醍醐味とはどの時点の対決にあるのかを語るに、「ラスボス直前」の試合が最もアツかったりするんですよねー。

いやジャンプ作品のすべてがそうだとは言いませんが、不思議なことに私が好きになる作品には得てしてそうした傾向が見受けられたりします。

しかしなぜ「ラスボス戦直前」の対決がこうも盛り上がるのか…


いやもっとざっくばらんに言ってしまうならば、「なぜラスボス戦は面白くないのだろうか」…

いやいやラスボス戦こそが至高だろって方、すみませんっ。

あくまで個人的見解です!


然るにラスボスとは、最終決戦の切り札であり、手の内(戦い方)を見せすぎてはラスボス戦の盛り上がりに支障をきたすという意味でもミステリアスな存在になってしまうことは自明です。

しかしそうすると、ラスボス戦までの道のりが長いヒット作品であればあるほど、読者を飽きさせないためにもラスボス以外の敵キャラとの因縁づくりは必至です。

まあそんなときにお役立ちなのがいわゆる「二番手」の敵キャラなわけですよね。

それは単純なパワー関係だけでなく、ラスボスの腹心であったりする場合もあれば、●●四天王などのような、徒党を組んでるわけではなく立場はあくまでも並列といったような、一見、誰が二番手なのかはわかりづらいケースもあったりします。

上記に挙げた例でいくと、ワムウや宗次郎などは分かりやすくラスボスの腹心だったりしますが(球磨川先輩もある意味では安心院さんの腹心になるのかな)、黄瀬はラスボス(赤司)の腹心ではなく、また聞仲のように分かりやすく組織内での二番手的実力者というわけでもありません。むしろ自身を「(キセキの世代の)下っ端」と揶揄しているくらいです。しかしながらそれでも私が「二番手」にふさわしいラスボス直前対決の例に挙げさせてもらったのはひとえに「主人公とのリベンジ対決」というイベントが課せられていたからです。

前述しましたようにラスボスとは得てして「ミステリアスな存在」であり「切り札」なわけです。だからこそラスボス戦までの「因縁対決」は二番手が引き受ける場合が多かったりするわけです。

そんな高揚感高まるアツい二番手との「再戦の約束」が、ラスボス戦直前までの壮大な伏線となってくれるのは、「バトル編序盤で主人公と一戦交える敵キャラ」に他なりません。

一方でバトル漫画における「最初の敵」=「かませ(敗北キャラ)」という宿命も同時に背負う以上、ラスボス戦直前の「リベンジ戦」は双方に大きな成長要素が必須となってきます。

それは新技の開発であったり、あるいは精神的な進化であったり様々ですが、そうした「この前とは一味も二味も違う」顔を見せてくれるのが二番手とのリベンジ対決(第二ラウンド)の醍醐味なのかもしれません。


えーーーー…

かなり、かなり前置きが長くなりましたが、ようやく本題です。

つまりバトル漫画を「ラブコメ」に変換した際、楽のハートを射止める「ラスボスキャラ」を千棘(ヒロイン)とするならば、小野寺さんはいわゆる、ラスボス戦直前に大きな「リベンジ戦」が用意されるべき「二番手の敵キャラ」となるわけです。

新月村では借り物の長曾根小鉄を廃刀にされた瀬田宗次郎のように、金剛山を落とされた聞仲のように、ローマでは実力こそ圧倒的優位にありながら知略戦で見事出し抜かれたワムウのように、練習試合では格下と思っていた新設校に敗れて涙した黄瀬涼太のように、庶務戦では凡人と侮っていためだかちゃんの幼馴染である善吉に江迎ちゃんを浄化させられた球磨川禊のように、かつてバトル序盤では思わぬ敗北を強いられた「二番手」キャラが、その屈辱的敗北の経験をバネに再び主人公に戦いを挑むラスボス直前の「最終決戦」…

小野寺さんもまた、「楽とは両想い」という圧倒的優位にありながらこれまでほんの少し勇気が足りなかったために、「敗北」を強いられてきましたが、ここにきてようやく一歩前進、楽へ宣戦布告をするのです!

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「私頑張るから」
「今は何の事か分からないと思うけど」
「いつか一条君にも分かるように頑張るから」
「だからそれまで」
「私のこと見てて欲しいの」

そして迎えるラスボス戦前夜…!!!

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きっとね…楽と千棘、2人の「ニセコイ」が「マジコイ」になった瞬間、小野寺さんの「負け」はほぼ確定ということなのかもしれないですが…だけどかつてラスボス戦(消化試合)直前に最後のキラメキを魅せてくれた歴代バトル漫画の「二番手」たちのように、小野寺さんもまた、最後の最後で大きなターン(あがき)を魅せてくれるものだと信じております!!!

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小野寺さん…これまでは負け続けだったけど、そして最終的にはとどめを刺されて大きく傷つくことになるんだろうけど…このまま何もせずにフェイドアウトってことはないと思ってます!どうせなら派手に戦って、全てを出し切り、「最高の敗北」を魅せてくれることを願って…♡


◇関連記事













ジャンプラ黒バス「帝光祭編」は桃井&黄瀬の"Wヒロイン"赤面回!!!

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ひょんなコトから帝光祭のクイズラリーに参加することとなった桃井さんたち…

賞品目当てで参加を狙う青峰の闖入により桃井さん、「テツ君との二人三脚」というまたとない機会を奪われそうになるものの…

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ヒャアアアテツクンカッコイイ///

プレイ中は「幻のシックスマン」というポジション上、闘志をむぎだしにすることのない黒子からの思いがけない強気な対応がギャップ萌えですねー。


そして青峰はというと…

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諸々の利害関係の一致を果たした黄瀬との二人三脚を選択します。

おおおお…バスケと関係ないとはいえ、コレまたアツいタッグですね!!!


憧れの「彼」と思いがけず二人三脚が叶い、頬を染める桃井と黄瀬


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なんですかねこの…甘酸っぱい感じは…

そういえば余談ですが、この帝光祭の話はノベライズ版を漫画化したものということですが、ノベライズ版が発売された当初、作者の藤巻先生が「バスケしてない」的なコメントを残されたこともあり、「小説作者(女性)が桃井を自己投影させた”夢小説"を読んでるようだ」といった口コミが一部では囁かれ、まあ得てしてこうした少年漫画の紅一点キャラというシチュを女性作家が書いた場合、この手の揶揄はデフォだったりするのでしょうが…ふとそんなことを思い出しつつ今回の話を読んでみるに、果たしてこれを「桃井さんという紅一点の逆ハーレム」と読むか「桃井さんと黄瀬くんというダブルヒロインによる掛け合い」と読むかで読者属性が選別されそうですねー^^;

ざっくばらんに申し上げるといわゆる「桃井さん=紅一点ヒロイン=自分」という「夢女子目線」なのか、「公式青黄あーーーーざっす!!!」という「腐女子目線」なのかっていう違いですかね。

あっ、私は後者ですかね…どちらかというと…

ノベライズ版は残念ながら未読なのですが、この高橋版・黒バスを読む限り、桃井さんに負けず劣らず黄瀬くんもヒロインしちゃってますからね。

ちなみに記念すべきReplacePlus第一話の黄瀬くん。このころからすでに青峰っちと会話するときは頬を赤らめています

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ヒーーー甘酸っぱい///

とはいえ桃井さんと黒子っちの爽やかな少女漫画的ノリに対し、こちらのコンビはガサツな中学生男子感が微笑ましいです。

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ところで青峰の方が足が速いんですね。

てっきりバスケ以外の運動神経は黄瀬に軍配が上がるものだと思い込んでました。

そんなバリバリ男子のノリな青峰黄瀬コンビに対し、こちらは相変わらず順調に青春してる感じです…

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今回は何かと黒子っちに持ってかれ気味の青峰ですが…

いやいやいや、青峰だってそうそう黒子っちにばかりカッコイイところを譲る気はないですよね!

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スリルを前に、野生の顔を見せる青峰…

いやーかっこいいですねー。こんな表情されちゃったら二人三脚ペアの相手も隣でキュンキュンせざるを得ないですよね!

まあ…今回の相手は残念ながら黄瀬(ヤロー同士)なワケですが…

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頼もしくリードする青峰っちにまたしても顔を赤らめる黄瀬クン。

ですがまあ…男同士ですからね!「俺が守ってやるよ」とはさすがにならないですか…

そんなこんなで黒子&青峰の「彼氏力(?)」にキュンキュンさせられっぱなしなところで次回に続くです///

ちなみに今回の扉絵表紙はこんな感じのカラーでした


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これは原作版でも帝光編序盤にあった桃井さんの扉絵とキセキの世代たちの扉絵をうまく別の角度からミックスさせた感じですかね。なかなか趣向を凝らしてます。

その後の彼らの行く末が見えているからこそ、こうした「とりとめのない日々」がいつまでも続かない、かけがえのないものであることを思い出させられ、ふと切なさがよぎる仕掛けとなってるのがまたニクい感じです。


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ブログタイトル変えようかなって画策中…

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久々のスマホから投稿です(^○^)


スマホだとハート文字とか可愛い絵文字がことごとく文字化けしてしまうから不便…(´-` )汗

さて、めっっちゃどーでもいいワタクシゴトで恐縮なんですが……そろそろウチのブログタイトル、一新してみようかなって画策中です。

アッ「台風ゆめかたつ」とかゆうワケわからんタイトルのやつです///

あるいはすでにこの記事を読む頃にはタイトル変わってるよって方もおられるかな?恐らくこの記事を更新してしばらくしたら「台風ゆめかたつ」のタイトルとは決別を果たしに行くと思われますので…

えと今んところ、かつてバックアップ用に立ち上げたseesaaブログのブロタイをこちらに転用しようかなって考えてます( σωσ) !!

seesaaブログはヤフブロに比べると自由度も高く、アクセス解析機能も優れており、すごーく魅力のあるブログサービスだったのですが…向き不向きの問題なんですかね…ついついヤフブロに居ついてしまい、気がついたら放置状態です(^◇^;)

だけどあっちでつけたブロタイは結構気にいってるんで…どうせなら思い切ってこちらのタイトルに流用しちゃおうかなと…

「台風ゆめかたつ」も愛着がないこともないんですけどね(^ ^)

まあそんなわけで残りわずかの時間ではありますが、「台風ゆめかたつ」を可愛がってやってください。

今までありがとよ~。゚(つД`)゚。



新しいタイトルになっても中身は相変わらずキモオタ全開なブログなんですが、引き続きよろぴくご愛顧願います♪♪♪


管理人より。

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【黒バス舞台化】ストーリー展開予想及びキャストビジュアルについての話題を少々…

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こんにちわ
yukuです!

黒子のバスケがついに舞台化!


ということでまず気になるのはやはりビジュアル面なのですが…

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って黒子っちのキャストの人、どこかで見たことあるやーん…と思いきや、この人、アニメでも黒子っちの声を務めた声優さん(小野賢章さん)なんですよね。

しかし、他のキャストらがみなさん舞台俳優さんで、なおかつ経歴を調べたところ結構な割合でテニミュの共演者だったりして…コレは黒子っち(というより小野賢章さん)、アウェイな感じにはならないのか?!

などと「にわか」ながらも勝手に心配してたんですが…

なんと小野賢章さんご自身もまた、「テニミュ」に出演していたとのこと…!!!

いやー今は声優さんも幅広く活動なされてるんですねー…

てことはアウェイどころか、ほぼ「お馴染みさん」たちによる集まりというわけでした。まあ共演回数の多い方が短い稽古期間で息もあわせやすくていいのかな。

ところで舞台俳優さんといえども、こうした漫画アニメといった二次元モノの舞台化ともなると、やはり演技力だけじゃなくて番宣の段階で集客率を左右しかねない「ビジュアル」面もある程度は求められる傾向にあるのをヒシヒシと感じてる次第ですが…みなさんやはり男前さん揃いです。舞台映えするビジュアルといえば「顔は大きい方がいい」などという説はもはや今の時代にはそぐわないのか、みなさんシュっと小顔でいらっしゃいます。

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わざわざ説明するほどでもないですが正面左から、

黒子火神黄瀬緑間青峰

です。

この並びは単純に、原作の登場順な感じですね。

ヘアスタイルがねー…特に黄瀬とかスカスカすぎて…もうちょいなんとかならなかったのかな。お顔立ちはすごく可愛らしいのに残念…

いわゆるレイヤーさんがしているようなボリューミーなウィッグだと舞台で動き回るのに障りがあるからという事情も分からなくはないですが…いやいや本番の舞台に立つときは動きやすいヘアスタイルでいいんですよ!?ただ、こうしたキャスト公開の宣伝ビジュアルに載せる分にはちょっと盛るというか、まあ第一印象が肝心なんでね。宣伝ビジュアル用のヘアウィッグを用意してもさほど問題はないように思うんですけどね…


……と黒バスモンペが申しております。


ちなみにジャンプ本誌にて公開された、学校別「オールキャスト」の紹介には紫原敦擁する陽泉高校と赤司征十郎擁する洛山高校の紹介がなかったので、原作をなぞるとするならば恐らくWCの青峰戦までということになるのでしょうか?

個人的に気になるのは、IH準々決勝の「桐皇vs海常戦」をやってくれるのかどうか…という点なのですが…

「原作をなぞる」というのを前提とするならば、大きく分けて下記2パターンのケースがあらすじ予想として考えられます。

ケース1 青峰をラスボスとする場合


vs海常戦(練習試合)→vs秀徳戦(IH)→桐皇戦(IH)→{桐皇vs海常戦}→{vs秀徳戦(WC予選)}→vs桐皇戦(WC)


◇この場合、あくまでvs青峰に焦点をあてる為、取捨選択の観点から黄瀬の成長描写や緑間の成長描写に繋がる「桐皇海常戦」及び「秀徳戦(WC予選)」はカットの可能性が高い

◇練習試合の海常戦はちゃんとじっくりやってくれるのか微妙なところだが、「キセキの世代」の紹介と「光と影のタッグ披露」という意味においてはやはり重要度は高いということで期待

◇桐皇海常戦をやるとすればその意義は(ファンサービスということは敢えて抜きにして考えるならば)「ラスボス青峰にはまだ底(ゾーン)が残されている」というフラグ立てによる脅威を煽る効果を見込んでいることが考えられる

◇やはり見せ場はvs桐皇戦(WC)なんだろうなーって考えると、ジャンプラのスピンオフやエクストラゲームでは何かと不遇な火神にようやくスポットが当たる感じになるのかな

◇ただしケース1だと黄瀬や緑間は本当カマセ臭ハンパないよなー


ケース2:黄瀬をラスボスとする場合


vs海常戦(練習試合)→vs秀徳戦(IH予選)→{桐皇戦(IH)}→桐皇vs海常戦(IH)→vs桐皇戦(WC)→vs海常戦(WC)


◇黄瀬がラスボスとかwwwなどと笑わず聞いて頂きたい。紫原と赤司が出ない以上、練習試合で一戦交えている海常との再戦がクライマックスとなる可能性は十二分にある

◇青峰をラスボスとするよりかは若干「キセキの世代(敵側)の成長」にスポットをあてるかたちにはなるであろう。なぜならば青峰のケースとは違い、練習試合で敗北した海常側が「リベンジする側」だからである

◇しかしそもそも黒子のチームプレイが「キセキの世代」たちの精神的成長を促すという要素が大きかったということも踏まえればむしろ原作テーマの訴求には適っているともいえる




ウーン、ツイッターなどでの盛り上がり具合を見るに、キャスト的には黄瀬の注目度が高い感じですかねー

って私の場合、推しキャラフィルターがかかってるだけかもしれませんが…

うん、でもこのキャスティングでいくならば個人的には黄瀬の成長部分にスポットを当ててほしいです。

それからこれは私が心配することじゃないかもしれませんが、舞台化するならば演じる役者さん的には青峰の「フォームレスシュート」や「アジリティ(敏捷性)」などの動きよりも黄瀬の「コピー」の方にスポットを当てた方が再現する際、舞台映えしやすいんじゃないか?とか…

コピー能力だったら要するに「いかに相手と同じ動きをするか」が見せ所なワケだし、役者さん同士の演技の息を合わせる稽古を積めばいいってことで、演劇の表現技法として魅せやすいんじゃないのかなーとか…専門外なのでなんともいえないですが、イメージで言ってます!

ただ海常戦(WC)をクライマックスに持ってくとするなら降旗くんがキャストにいなかったので序盤の「降旗投入によるクールダウン作戦」はカットされちゃうかもですね。

ケース1の青峰ラスボスで進めた方がストーリー構成上、何かと無難な気はしなくもないですが一方で、舞台とジャンプ本誌とでは恐らくターゲットも表現方法も異なるということで、原作とはまた違った切り口で魅せてもらえたらいいなっていう願望があったりもするわけです。


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向上心のない人向け「なんちゃってイラストメイキング」の時間だよっ

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下記項目に7つ以上当てはまる方には、ひょっとしたら拙記事がお役に立てるかもしれないです…


・描きこんだ完成絵よりサラっと描いた下絵の方が上手い気がする
・プリント裏のラクガキを堂々とネットに晒せる
ライブ感重視
・ペン入れとか面倒くさい(シャーペンでよくね?
・デジ絵マスターする気はないがさりとてコピックとか揃えるのもダルい
ペンタブを買う気はない
・無料ソフトはダウンロードしたけどレイヤーとか覚える気ゼロ
・でもちょっとした厚塗りカラーっぽいものも描いてみたい
・難しい技術を習得する達成感より「いかにラクするか」が重要
・お絵かきに1時間以上かける集中力がない



「ラフ画→ペン入れ後(下絵)→色塗り」の流れで晒します!


完璧主義の方、特に閲覧注意です…



ラフ画

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ウチの場合、ほとんどパースは取らないのでアレなんですが、まずポーズの構想が大体決まったらおもちゃ箱のバネ的な感じでグルグルグルっと全体をかたちどっていきます。上半身だけとか簡単な棒立ちとかの際にはこの作業すら省いていきなり一発描きしたりもします。

ペン入れ後(下描き)

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ウチの場合、ペン入れっていうかシャーペン入れです。さきほどのラフ画にシャーペンで筆圧強めになぞっていきます。お気づきの方もおられるでしょうがこの時点でかなりラフ画よりパース狂ってます。じゃあさっきのラフ画とはなんだったのか…って感じもしなくはないですがまあこのへんは自己満です。

スキャン

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明るさとコントラストで調整し、クリアな感じに……まあこの作業もアナログ段階できちんとペン入れして消しゴムで汚れを取り除いておけば不要なんですがね。


色塗り

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へへっ…一応アズペインター2とかいう無料お絵かきソフトを使ってます♡最近までバケツ塗りしてたんですがコッチの方がじつはラクなコトに気づきました!厚塗りっぽい感じのこともできますしね。ウチの場合、見ての通り「筆ペンツール」を使ってマウスで塗り塗りしてます。正直、この作業だけならマウスで充分ですねー。筆の太さをかなり幅広く変えられるんで…


厚塗り完了っ

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いや厚塗りってほどでもないんですが…もっと慣れてきたら背景とかもベタベタ塗っていきたいなーとかって思ってます。


たぶん、向上心のある絵描きさんが見たら恥ずかしいほどに粗だらけなのかもしれませんが、一応「ソレっぽい」感じになればもうそれでいいかなってタイプの方には参考にというか…こんなヤツでも堂々と絵描き(自称)名乗ってるんだぞという、まあ何かしらの自信につなげて頂ければ幸甚の極みです<m(__)m>




【幽麗塔】永遠の少年・テツオの魅力について語る

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ここ数日、『幽麗塔』にドハマりして日常生活に支障きたすレベルですので一旦毒抜きも兼ねてぶちまけさせてください!やばいです!



舞台は昭和29年の神戸――「幽霊塔」とも呼ばれるいわくつきの時計塔に眠る財宝をめぐる怪奇冒険譚!…って感じなのですが、えと今回はそこに登場する「男装の麗人」(いわゆるボクっ娘)テツオの魅力について語らせてもらいます。

相変わらずのキモオタ節なんで充分にご注意願います。

「敵」か「味方」か分からない――そのミステリアス性が良い

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天野クンにとっては初恋のマドンナでもあった花園さんを惨殺した憎っくき「死番虫」――

しかしてその全貌は謎に包まれており、かつて時計塔に磔にされた自分を救出し、財宝探しの冒険に誘ってくれたテツオもまた、全面的に信用するには隠し事が多すぎる……いやむしろ幽霊塔に詳しすぎる分、容疑者としては申し分ない。

ちなみにテツオが実は女性であること、そして「老婆殺し」の第一容疑者でもあり、この物語の「ミステリの肝」ともいえるであろう藤宮麗子と関係の深い人物(あるいは本人?)であるということについては序盤で結構あっさりと匂わせているのも清々しくてよい。むしろそこをもったいぶられてたら途中で読むのやめてたかもね。テツオの「正体」を早々に明かしてくれてたからこそ逆に一層、テツオの「ミステリアスさ」というか「含蓄深さ」に拍車がかかったとも言える。

「敵」なのか「味方」なのか、「悪人」なのか実はそうでないのか…「老婆殺し」そして「花園さん」を殺したのはテツオなのかそうでないのか…ウーンできればちょっとワルぶってるただの冒険好きの美青年でいてほしい…とか思ってみたり…

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そんなこんなで天野クン目線で翻弄されるうちに、いつのまにかそんなミステリアスなテツオの虜となるわけです。

ふてぶてしいほどの勝気な威勢よさが小気味良い

テスラ博士に捕らえられ、まさに絶体絶命のテツオたち…。

クスリを投与され自由を拘束されている以上、本来ならばここは相手をあまり刺激せずに何とか助かる道を模索するのが得策であり、あるいはもはや逃れられないと絶望し放心状態になるか、あるいは死の恐怖から取り乱し、あるいはなりふり構わず必死で命乞いをするべき場面だと思うのですが…

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「僕達をどうするつもりだ?」
「殺すなら眠ってる間にやってほしかったね」

…っていやいやいやいや

圧倒的劣勢に立たされてるにもかかわらず、この期に及んでこの減らず口…

あのね…ぶっちゃけこーいう勝気でイキのいいキャラは男でも女でもホント大好き!!!

さらにテツオの威勢よさは止まらない…


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念のため注釈しておくと、このシーンは形勢逆転してるわけでもなんでもなく、依然として窮地に立たされてることに変わりないからね。むしろタイムリミットは刻一刻と迫り状況はかなり最悪……それでもテツオは取り乱し命乞いをするでもなく、かといって命を諦め投げやりになっているわけでもなく、ただただ、生殺与奪の権を振りかざすこのテスラ博士に「思い知らせてやりたい」という、その思いからの所業ですからねコレ…テツオの負けん気の強さと気高さがとくと窺い知れるというものですよ。

さらに逆境に立たされたときのテツオの勝気さがよくわかるシーンがこちら


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同じく財宝の秘密を探る丸部検事によって「時計塔屋敷地下で起きた大量殺人事件」の容疑者に仕立て上げられ、さらに丸部の軟禁状態にあるテツオたち。そこで丸部から悪趣味な嫌がらせを受け屈辱を舐めさせられたテツオだったが、逆らえないなりにも決してただでは屈しない――大きく傷つきながらもそれを微塵も感じさせないところにグっときちゃうのです。

丸部による陵辱的な誘導尋問に耐えるテツオ

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気の強い美人ほどそのプライドをバキバキにへし折って泣かせてやりたいっていう気持ちもまあ…分からないではないですがね。

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「お前のような奴の」
「心を折るのが大好きなんだよ」


その後も丸部検事によるテツオへの悪趣味で執拗な嫌がらせはしばらく続きます(いいぞもっとやれ

あとこういう、高飛車で大胆不敵なところもグっとくるね

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――丸部の奸計に嵌り指名手配中のテツオと天野。

地下で刺された傷が痛み歩けないと嘆く天野のため、盗んだ自転車で颯爽とエスコートするテツオ。その大胆さと、頼もしい優しさに天野(注:男)は思わず頬を赤らめます。

これはやばい…惚れる…



完全無欠なようでいてツメが甘いところがツボ

頭の回転が速く大胆不敵、その一方で用心深く周到なテツオだからこそ2年間、警察の目をかいくぐり、性別も名前も偽りながら逃亡してこられたという実績があるわけですが…意外とツメが甘いというか抜けてるところがあったりするのがまたカワイイんですよねー。


たとえば寝相とか…

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いや寝相が悪いこと自体がどうこうってわけじゃないけどテツオの場合、「男性として」天野クンと一緒にいるわけだよね?!だったらこの時点でアウトだよね?!

まあ…秘密を共有する仲としてテツオが天野クンにそれだけ心を開いたがゆえの油断という考えも出来るんですが、それでも「僕を男として見て欲しい」と言いつつこの仕打ちはかなり天野クンに対して酷じゃないかとまあ…思うワケなのですよ…

あと肝心なときに結構よく転ぶとことか…


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コレとかも…かなりきわどいよね…

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アッ、誤解のないように申し上げておくとテツオは決して鈍臭いタイプなどではなく、むしろめちゃんこ強いし運動神経もバツグンなんで…

自分より体躯のはるかにある男への締め技も決めちゃうくらいだヨ
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じゃなきゃ単なるドジっ娘ですが、テツオの場合、普段はこれだけ知力・体力ともに備えた大胆不敵な傑物なのに、肝心なところで抜けてるところが憎めないというか、可愛らしいんですよねー。

「ボクっ娘」キャラを愛でる醍醐味ってなんだと思う?それはね……


ずばり「実は女だった」と分かってからのプレイバック、つまり回顧作業をする瞬間……コレにつきるんじゃないでしょうか。

えと、要するにこういうことです↓↓


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男同士だと思って見てたことが女のコだって分かった瞬間、色々違って見えてくることってあるよねっていう。しかも彼らの場合、かなりハードな旅路ゆえ、それなりに際どいシチュも数多あったワケで…

まあテツオの場合、そんじょそこらの男性キャラよりずっと男らしいんで、ついつい女であることを失念しがちだったりもするんですが、私が個人的に「あとからイロイロ回顧して滾ったシーン」ってのがこちら…

※一応、閲覧注意

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天野を諦めさせるため、丸部と関係を持ったという「嘘」をつくテツオ。まあ出血の真相は「女のコの日」的なアレだったわけですが…えと…ですねつまり私が言いたいのはこのシーン、ちょうど天野が財宝を探し当てた直後、つまり幽霊塔にある数多のワナを潜り抜け、血で血を洗うハードな冒険をしていた日と同日なのです(私の言ってること、お分かり頂けますでしょうか?!)

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血の量からしてまだ1~2日目くらい…?

一般に一番症状の重いと言われる時期にこの運動量はハードすぎなんじゃないのかとか、飄々と男顔負けのアクションをこなしてたけど実は体調が万全じゃなく辛かったんじゃないかとか、まあそういうことをですね、あとから振り返ってみるとその…正直滾るというか…なんなんでしょうねこの気持ち…

キモブタでホントすみません!!!!!

時折ふと見せる寂しげな表情がギャップ萌え

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普段はこんな「向かうところ敵なし」と言わんばかりの尊大な態度をとるテツオですが…

天野太一と行動を共にするうち、彼の温かくて純真無垢な人柄に心を許してなのか、ふとこうした寂しげな表情を見せたりします。

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「テツオはまだ自分には言えない大きな秘密を抱えている」と薄々気づきつつも、すべてを話してくれないのはまだ自分がそれだけ信用に足る人物ではないからと飲み込み、それでも自分はテツオの味方でいてやりたいと心に誓う天野。

天野にとってテツオとは、強くてかっこよくて頭も良くて何でも出来るヒーローであると同時に、このあたりから徐々に、ヒロイン化の兆候も見られたりしてくるんですよね。とはいえまだまだ天野の方がどちらかというとエスコートされる側であることに違いはないのですが…

「可愛い」「か弱い」だけじゃ物足りない――だけどふとしたときに見せる「弱さ」とのギャップがもうやばいです!!!

フェチ心をイロイロ刺激されるテツオの「少年っぽさ」

私のような年季の入ったキモオタですら、心してかからないと色んな扉を開けられそうで怖いんですが、果たして耐性のない人は大丈夫でしょうか。

これヤバイと思ったの貼っておきますね。

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後ろから羽交い絞めされるも、引き締まった太腿固めで返り討ちを図るテツオ。

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まあ結局プスっとやられちゃうわけですが…

ていうか吊ズボンにネクタイとか反則すぎるやろ!!!!!

ウゥッ……


花園さん…花園さん…
(※気を静める呪文)

絶対領域も眼福さることながらこの、羽交い絞めからの反撃っていうテツオのじゃじゃ馬な勝気さが愛しいね…。

あと個人的にお気に入りなのがこのコマ

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セクシャルなドレスもヒールも美人でナイスバディなテツオにはすごーく似合ってるのに、それらすべて台無しにする容赦ないガニ股歩きwww

まあ…心は男の子だからね。

「探検」とかいかにも男…っていうか少年っぽくて、やんちゃな感じがドレス姿とはミスマッチで、捕らわれのお姫様には全然似つかわしくなくて、逆にそそります。

丸部も指摘していたように、「男になりきれない」テツオはいつまでも「少年の心」のままで、そんなテツオがかつて友情を求めた男性達はみな、冒険の途中で成長し一人前の男性となってゆく――そしてそのたびに未成熟な「少年」のまま置いていかれるテツオの悲哀がとてつもなく美しく儚く、そしてたまらなく魅力的だったりするんですよねー。


とまあこんな感じで、まだまだ毒抜きし切れてない分は後日語ります!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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【今週のニセコイ感想】ワル寺さんんんんん!!!!!

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今週のジャンプ感想…っていうかニセコイ感想ですっ。

先般の第三回人気投票では初めて小野寺さんの順位を抜き見事1位に返り咲いた「正ヒロイン」千棘でしたが、本編の方ではもはや小野寺さんと一騎打ち状態の中、少年漫画ヒロイン決め技ともいえる「失踪」で楽の心を一気にリードしたかのように見えます。

小野寺さんの流星の下での「告白」は結局今回も楽には届いてないみたいですしね。

…と思いきや、千棘のことで頭が一杯の楽に小野寺さん、大胆にも終業式のサボタージュ逢引を持ちかけます!!!

ていうか怒涛の展開もすべてアオリの「ワル寺さん…?!」に持ってかれたんですがwww

まあ引っ込み思案で他の濃いライバルたちに押され気味だったモブ寺さん時代から考えるとワル寺さんはちょっとした進化なのかな。

先週は、千棘の「らしくない」身の引き方に調子を狂わされっぱなしだったわけですが、今週のワル寺さんの行動もまた、真面目で大人しい彼女「らしくない」ギャップに目が離せません。

ただ千棘が目下失踪中である限り、小野寺さんが劣勢であることに変わりはないんですよねー…

よしんば小野寺さんが楽にチェックメイト決めたとしても、恐らく今の状況じゃ楽も上の空というか、小野寺さんの気持ちに応えるどころじゃないんじゃないかな。

そう考えると、千棘自身に悪気はなくともこの状況は非常にアンフェアだと思うんですよ。恐らく楽の性格からして小野寺さんと両想いであることが判明したとしても千棘への気持ちにケリをつけない限り、小野寺さんの気持ちに応えることはないでしょうし、そうなったとき、決死の想いで楽に気持ちを告げた小野寺さんが果たして身を引くことなく持ちこたえられるか…ってとこですねー。

あるいはマリーの時のようにまた、千棘奪還編みたいになるんですかね。ただマリーの時と違って千棘は自分で出て行ったワケですから、千棘を連れ戻すとなればすなわち楽が小野寺さんではなく千棘を選ぶって展開にならないと厳しいんじゃないかと思うのです。千棘は楽と小野寺さんの両想いを知って身を引いているわけですし。

小野寺さんが傷つくところは見たくないなー…でもきっとこの流れだと玉砕展開が固いのかなー…ただ一方で楽はそろそろ自分の気持ちハッキリさせろよというのもあったりしつつ…

いやしかし正ヒロインの失踪展開はズルいよ…もぉコレだれも勝てないよ…ワル寺さんでも敵うかどうか……



ちなみにソーマ久々に読んでみたらえりなお嬢様&秘書子たんの生着替えシーンに遭遇したんですが…!!!エッなにげにすごくないです?!

いやまあ食戟での数々の脱衣リアクションに比べればいまさら…って感じなのかもしれませんが、だからこそこうしたベタな生着替えシーンが新鮮に思えたり…

えと、あとは何読んだかな…

そうそう、『鬼滅の刃』なんですが、実は作者である吾峠呼世晴先生の読切を何作か読んだのですが、いずれもめちゃくちゃ尖がってて、いわゆる「ジャンプっぽくない」、その独特の世界観と、人間の持つ「善意と悪意」の本質をさりげなく突いた作風に魅せられていたので、コレは連載したら化けそうだなーって思ってたんですが、なんか…ぶっちゃけ悪い方に化けちゃったというか…確かに鬼滅の刃も「ジャンプっぽくない」っちゃない作風なのですが、どうせなら『蠅庭のジグザグ』あたりを連載に持ってきてほしかったなーとかって好みの問題かもしれませんが

アッそれからヒロアカもアニメ始まりましたね!

1話だけ見たんですが、さすが夕方枠ってだけあって展開がスローですねー。

次あたり『火ノ丸相撲』アニメ化くるんかな…だったらアシ同期繋がりでジャンプラ連載中の高橋先生版黒子のバスケもアニメ化して欲しい…コラボもやったコトだし。



【ジャンプラ黒バス】Wヒロイン(桃井&黄瀬)の献身、そして「勝利」以上に素晴らしい1日を得た彼らの帝光祭編もついにクライマックス!

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黒子のバスケ帝光祭編もついにクライマックス……

ということで遅らばせながら感想軽めにいきます!

※前回の感想記事はコチラ


こちらではアクション多めな二人三脚スタンプラリー戦にてメキメキと凄まじい彼氏力を発揮する黒子&青峰に括目しつつ、そんな2人を健気に献身する2ヒロインにスポットを当てていきたいと思います。

大好きな「テツ君」の一挙一動に終始顔を赤らめる、恋する乙女な桃井さん(キュートだ…)

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憧れの「青峰っち」の要求に応えるべく歯を食いしばり必死でついていこうとする黄瀬くん(健気だ…)

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青峰の走力に敵うわけがないことは痛いほど知っているがそれでもなお、「青峰っちに対しても」「実力差を思い知らされる自分自身に対しても」足を引っ張りたくないという想いから、黄瀬は諦めません。

が、しかしゴール直前には思わぬトラップが…


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なんだこれは…いわゆるラッキースケベ展開なのか…

というわけで惜しくも優勝を逃した黒子・桃井ペアと青峰・黄瀬ペア。

「でも正直あんなにこだわってた優勝だけどあの告白を見たら」
「なんか毒気抜かれちゃった」

と勝負の結果を振り返る桃井さん。

えとちなみに優勝&告白成功というダブルでオイシイとこどりしたのは黒子の友人でもある漫研の巻藤くん。言うまでもないことかもですが一応説明しておくと、巻藤くんとは黒バス作者の藤巻先生のオマージュキャラですね。最後は作者キャラに花を持たせてるところがまたニクいです。

さて珍しくバッシュにこだわっていた黒子でしたがそのワケは、バスケを諦めかけていた自分を励まし力づけてくれた青峰への「お礼」がしたかったから…

そしてそんな黒子の想いを聞いてしまった桃井さん。

少しばかり複雑な表情を浮かべます。
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「いいなあ男の子って」
「友情っていうか絆っていうか」
「ちょっと憧れる」

おっ…今までさんざん恋愛体質ヒロインっぷりを見せつけていた桃井さん、ここにきて「恋愛」以外の関係性に羨望の気持ちを垣間見せます。そして…

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せっかくの2人っきりになれるチャンス(しかも黒子の方から誘ってもらった秘密の場所でのデート)をふいにして青峰・黄瀬を誘う桃井さん。

どどどどうしちゃったんだ桃井さん!コイツらみたいな騒がしいだけのやんちゃ男子2人についてこられたらせっかくのテツ君とのムフフ展開もおじゃんだぞ!!!

が、しかし桃井さんにはちゃんと考えがあったようで…

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「よかったねテツ君」
「青峰君も喜んでるよ」
「バッシュじゃなくてもお礼ができたね」

けなげ…けなげだ桃井さん…

自分の恋愛よりも2人の友情をとったわけですね。

「優勝」こそはできなかったものの、かけがえのない時間を過ごした4人

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青峰の勝利のため限界以上の力を振り絞って走り抜けた黄瀬くんと、黒子と青峰の友情のために影ながら粋な計らいをする桃井さん――


いろんなことがあった濃い一日でしたが、ダブルヒロインの献身なくしてこの帝光祭編は語れないですねー。






と、ところで余談なんですが…ジャンプラ黒バスの作者・高橋一郎先生と、現在WJ連載中の火ノ丸相撲描いておられる川田先生はもともと藤巻先生のアシだったみたいなのですが、現場で一度は「で、結局だれが黒バスのヒロインなのか」みたいな話題出たと思うんですよ!いや公式云々とは別にしてね。個人的嗜好見解レベルでってことでなんですが……ちなみにふじまっき先生は安定のリコたん派、川田先生は恐らくレイナを見る限り桃井さん派…んでもって高橋先生はね、ジャンプラ黒バス見てる限り黄瀬ちゃん派としか思えないんですがコレって私が相当腐ってるってコトですかね…

いやいやしかしどー見てもこの高橋版黒バス「帝光祭編」はきーちゃんヒロイン仕様だよねいちいち可愛すぎるしね(ゴニョゴニョ




「少年ジャンプを取り戻す」宣言より3年――果たしてジャンプの倒すべき「真の敵」とは?!

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その火蓋が切られたのは2013年5月号の日経エンタメ記事だったように記憶している。

一部抜粋するとこの通りである。

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[日経エンタテインメント! 2013年5月号の記事を基に再構成]より抜粋


――無論すでにそうした流れは遥か昔からあったのだという人もいるのかもしれない。が、ここまで公式的にあからさまな宣言があったのは私の知る限りこの記事が初めてだったように思う。

さらに言及すればこの宣言の発端になったのがオリコンランキング2012年発表の週刊少年ジャンプ「女性売れ×男性売れ」比較データの結果に端を発してのことであろう事が窺える。

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日経エンタメ記事内でも触れられていたが、女子人気の高いコミックスの上位がスポーツ漫画やバトル漫画などジャンルにおける「友情・努力・勝利」のいわゆるジャンプ王道パターンがふんだんに込められた作品で占められているのに対し、男子人気の高い作品上位には『ニセコイ』や『めだかボックス』など、男同士の熱いバトル要素のみではない、多種多様な可愛い女の子たちが活躍するラブコメ色を孕んだ作品が挙がっていたりする。


(参考)「少年読者」獲得のためジャンプが目指すべき方向性

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[日経エンタテインメント! 2013年5月号の記事を基に再構成]より抜粋


ここからの「脱・バトル」「脱・スポ根」宣言――というよりは、そうした要素も切り捨てず、男性読者向けにもう一段階進化させる取り組みが「ラブコメ」「お色気」要素の作品推進の動きであることは、2013年以降強くプッシュされ続けてきた連載陣の顔ぶれ(『食戟のソーマ』『ニセコイ』『キルコさん』『iショウジョ』『恋するエジソン』『恋染紅葉』など)が示すところであろう。

特に学園ラブコメの投下率は一時期のサッカー漫画投下率より遥かに高かった記憶がある。

まあ結局それでも、生き残ったのは従来からの『食戟のソーマ』『ニセコイ』ぐらいか…

実は『斉木楠雄のΨ難』なども、当初はニセコイのようないわゆる「ハーレム型」学園ラブコメへのシフトチェンジを狙っていたふしが見受けられなくもないのだが、今ではどちらにも転べる大変オイシイポジション取りしてるなと感じる。SQの『ギャグマンガ日和』や初期の『銀魂』的な成功例を彷彿とさせる。

だがやはり「脱・少女ジャンプ」宣言からの成功例の最たるは『食戟のソーマ』であろう。というよりまさに当時の少年ジャンプが「今後目指したいジャンプ作品の在り方」に上手く乗っかったともいえる。

「萌え」「闘う理由」「お色気」「挫折と成長」「絆」「強敵の存在」……
 
「少年ジャンプの矜持」は死守しつつもぶっちゃけコミックス売上やアンケが見込める女性読者に見放されるのは本意でない編集部にとって、『食戟のソーマ』はそうした女性読者層を切り捨てることなくそちらにも餌(熱い友情バトル)を与え、なおかつ男性読者の心と股間をアツくたぎらせることも実現した、今のWJにはなくてはならないパーフェクトな切り口の作品ではないだろうか。

だがしかし一方で、そうした「お色気×スポ根」や「ラブコメ×バトル」といった融合技もバランスを計り間違え撃沈していく作品が後を絶たなかったりする。

例えば『卓上のアゲハ』などは、いかにも女子ウケしそうなイケメン男子たちが切磋琢磨しながらトンデモ技を極めていくという「女性読者」を意識したスポーツものを切り口とする一方で、唐突にヒロインのお色気に走りすぎ、そのことが逆に女性読者のみならずすべての読者を置き去りにする展開となりあえなく打ち切りとなった。

…いや、ヒロインにお色気要素を持たせる事自体はむしろ本来のターゲット層である少年読者の歓迎するところであろう。がしかし、それでストーリーが破たんしたりキャラに一貫性がなくなったりするようであれば本末転倒と言わざるを得ない。

個人的には、昨今のジャンプ作品における「この漫画は女子に媚びてないですよー」とアピールするが如く不自然に織り込まれるお色気展開や唐突なラッキースケベ展開が鼻につくのも事実である。

勿論すべての作品がそうだとは言えないしそういう意図はまったくないのかもしれない。

が、編集部サイドの方で少年ジャンプの「男子向け」訴求を表明することが、漫画家さんたちに余計なプレッシャー意識を課しているように思えたりもするのである。

◇『ONEPIECE』作者・尾田氏インタビューのアレ

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「この人、女子の意見に流されてないか?」という人がたくさんいることに気づいたんですよ(一部抜粋)

だけど(女子の)その意見に揺り動かされているようでは、僕は少年漫画雑誌での立ち位置を失うというか(一部抜粋)


かつて『バクマン。』でも主人公たちが「男臭い」漫画を良しとし、連載人気が落ち込んだ際には女子のファンレター意見に流されてしまいそうになるのを皮肉る展開もあったりした。

恐らく編集部全体があの時期はこうした「女性読者アンチムード」だったことが覗えたりする。

かつてそれ以前に『D.gray-man』や『家庭教師ヒットマンREBORN』などがいわゆる「腐女子」ウケ漫画として大ヒットし話題になったその反動が背景にあるのだろうか。あるいは一部の過激な女性読者による数々の粗相(人気漫画ヒロイン宛に剃刀を送りつけたり人気漫画家のTwitterにヒロインへの抗議文を送りつけたり)による拒否反応なのか…

だからこその「このままでは少年ジャンプは女子に乗っ取られる」という一種の危機感が「女性読者」排除ともいえる流れに繋がりここに至るということなのかもしれない。

◇そもそも「少年ジャンプ」の真の敵は本当に「女性読者」なのか

ジャンプ自体が「アンケート至上主義」、つまりアンケによって連載継続の命運が決まるというシステムであることからも、いわゆる「腐女子票」に対する反発は大きい。
 
要するに、本来の読者層であるはずの「少年読者の声」よりもアンケなどの投稿に熱心な女性読者の声が反映された作品が生き残る⇒作者が女子に媚びる⇒女性向けの作品が蔓延る⇒「こんなの少年ジャンプじゃない!腐女子ジャンプだ!」となるのである。

(※ちなみにこちらで表現するところの「腐女子」とはいわゆるキャラ同士のBL関係に萌える女性読者というだけでなく、もう少し広義な意味で「少年漫画のキャラに萌える女性読者」を指すものとする)

だがしかし、真に根強い「腐女子アンチ」とは本当にそうした「少年読者層」なのか……。

ここからは私の所感なのだが、案外「少年読者層」と「腐女子層」とは、マーケット的には似通っている者同士とも言えるのではなかろうか。

分かりやすい友情描写、かっこいい主人公、厨二心をくすぐる必殺技、強くてイケメンなライバルキャラ…

いずれも腐女子、少年読者がともに、「好きになる作品」に求める要素として欠かせない要素である。

決して互いに「相容れるべき存在」ではないだろうがしかし、前述の尾田氏インタビューの内容にある「女の子の意見をニーズとして描いてしまえばそれは少年漫画じゃなくなる」というのは若干杞憂ではなかろうか。

そもそも少年漫画好きの女性にとって少年ジャンプとは、「男子の世界」をこっそり垣間見させてもらえるところに楽しみを見出しているわけであり、女性の気持ちに寄り添った「少女マンガ」であることなどは端からこれっぽっちも望んではいないのである。

つまり少年ジャンプのやるべきことは「女性読者」を遠ざけることなどではなく、これまでどおりただひたすら少年漫画を描いていればいいだけの話なのである。読者の男女比率など気にすることはない。

「少年漫画」を描いている以上、それがどれほど「女性読者」を惹きつけることになろうとも、少年ジャンプはあくまでも「少年のもの」であることに違いはないのだから。


さて少年ジャンプが少年漫画であり続ける障壁として女性読者などは恐るるに足らずと分かったところで…では少年ジャンプの「真の敵」とは果たしてどんな層なのか。

ところで先般連載が終了した『黒子のバスケ』などは、「WJスポーツ漫画暗黒期」といわれていた時期に彗星の如く現れたバスケ漫画であると同時に、アニメの影響もあり女性読者に支持されるジャンプ作品としても名高い。しかしその一方でやはり「アンチ」も多く、頻繁に『スラムダンク』と比較されては「パクリ漫画」「劣化版」などと揶揄されてきた。

実際どちらが作品として優れているのか、その見解についてここで深く語るのは差し控えるが、『スラムダンク』といえば今の大人たちがかつて少年時代には夢中になって読んだバスケット漫画の代表作であり、スラダンをきっかけにバスケ少年になった読者層も多いのではないだろうか。

そうした「スラダン信者」にとっては、いわゆる「腐に媚びただけのパクリ漫画である黒バスがバスケット漫画としてジャンプの看板を飾るのは許せない」といったところなのかもしれない。

そう考えるとスラダン信者が『黒子のバスケ』とほぼ同時に連載開始した『フープメン』を「(腐女子に媚びない)正統派漫画」であると、やたら推す流れだったのも何となく頷ける。

そしてそれはスラダン信者のいわゆる「懐古厨」にとって、バスケ漫画の歴史が塗り替えられること、ひいてはそれはかつて少年時代に愛したジャンプという雑誌が自分たちの手を離れ、変革を迎えることへの反発もあるのかもしれない。

しかも、その変革が「少年読者」の支持によってではなく、腐女子支持によって、となると嫌悪感もひとおであろう。

かつて少年時代憧れ夢中になって読んだジャンプ作品が、読者層も塗り替えられ、作品の形態も変容し、たまに出てきた正統派(腐に媚びない)作品は無残にもアンケ打切りの憂き目に遭う。そしてチヤホヤもてはやされるのは、銀魂やDグレ、リボーン、ハイキュー、黒バス…といったような、やたら「腐女子ウケ」のよさそうな作品ばかり…

しかしそれもまた時代の流れと割り切れず、未だ少年ジャンプから卒業できない懐古厨。
 
本来ならば、少年漫画とはとっくに縁を切るべき年齢であるのに、未だにジャンプ作品の連載陣をチェックしては昔の良作と比較し、ジャンプの未来を憂いだり、また編集側でもそうした懐古厨読者層のジャンプ離れを懸念するかの如く長期連載作品を終了させられなかったり――こうしてますます少年ジャンプから離れられない懐古厨たちは、少年時代に終わりを告げてもなお執着することとなる。

もはや一部の粘着型懐古厨にとって、ジャンプはただのいち少年雑誌ではなく、まさしく「青春の象徴」ということなのかもしれないなと、ふと思ったりもするのである。

「古き良き時代のジャンプを」「イケメンでかっこいいライバルキャラなんかいらない!」「スポーツ漫画に能力バトルは不要」「可愛い女のコがいればそれでいい」…そんな「懐古厨たち」に寄り添うことで結果、女性ばかりか「少年読者」をも遠ざけてしまうことにならなければいいのだが…と懸念するばかりである。


◇「狙った読者層」への訴求活動はもちろん大切。しかしそれをやるのは読者でもなければ漫画家の仕事でもない

「少年読者」に読んで欲しい、「少年漫画」であり続けたい。

漫画家さんが自分の作品にそういった想いを込める気持ちは良く理解できる。

女性である私ですら、女性に寄り添った、まるで少女マンガのような展開のジャンプ作品を目にすると一種の焦燥感を感じてしまうからである。

どれほど女性の読者がつこうと、少年ジャンプはあくまで「少年のもの」であり続けて欲しい……

だが一方で、漫画家さんによる、「男性読者を意識して描きましたよ」という要素が透けて見える作品には眉をひそめてしまう。

分かりやすい例でいくと先ほども述べた「唐突なラッキースケベ展開」などである。あとはむやみやたらに「女性軽視」を盛り込んでいたりするところも、自分が女性だから不快だというのではなく、「男性読者への媚び」が見えてしまうのが作品の質として残念だったりする。もちろんこれらの要素を含みつつも面白い作品はたくさんある。要はそうした「媚び」に気をとられて物語を台無しにしてしまっている類の作品が勿体無いのである。

つまり、漫画家さんには「読者層」とかそういう余計なことを考えずに漫画を描くことに集中して頂きたいと願う次第である。

だが、それならばいったい誰がそういったターゲット層への訴求を采配するべきなのか。

実はそれこそが編集者の仕事なのではないかと思う。

「少年漫画への原点回帰」などとぼやく前に、広告やキャッチを使ったイメージ戦略など、いくらでも訴求方法を工夫すればよい。

個人的には『少年ジャンププラス』などはそこのところ結構うまいことやってるなーとは感じる。漫画作品自体は本当に誰の目も気にせずひたすらに良い作品を「のびのび」追求して描かれてる、読者を選ばない、その開かれた感じが逆に「イマドキの少年漫画」という気がするのだから不思議である。

創刊に際し、「僕たちは、少年ジャンプが、大好きだ」 「だからこそ、少年ジャンプを倒すと決めた」 と宣言していた『少年ジャンププラス』だったが、本当に少年ジャンプを倒し、超える日が来るのもそう遠くないかもしれない。


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女子力アップレポ的な…

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※この記事はのちほど限定記事にします

こんにちわ
yukuです

オシャレ女子ブロガーさんがすなる「美容日記」なるものを、キモオタの私もしてみんとてす

……ってことでかなり誰得感満載なのですが、がんばって女子力2割増しテンションで書いていきますのでお付き合い賜れば幸いです!!!

愛さんのブログみたいな、読むだけで女子力上がりそうなアカぬけたレポになればいいなっ……

ヨロチクビーム




さいきん、夏が近いからか乙女心的にはシェイプアップの気運が高まり、しかしながらウエイトは反比例して増加の一途を辿る次第……

そんなyukuがさいきん取り組んでるのが「麹」摂取による基礎代謝向上計画です


生きた米麹を寝かせて発酵させた醤油麹と塩麹ですゥ♡♡


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なんか、いきなりシブくてすみませんっ

女子力とか抜かしつつオススメのボディクリーム~とかヘアメイクやなんかの話題じゃないのかよって感じですが……ま、まずは内側から磨くということで……


塩麹は意外と活用がむつかしくって、主に唐揚などの下味に使ったりお味噌汁のお味噌かわりに入れたりしてるんですが、醤油麹はホント汎用性が高くて、ふつうに調味料感覚でつかえるから重宝してます///

こんなかんじに焼き魚にも…


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体重は一向に減らないのですが(アカンやん)なんか体の調子はいい感じです。

こう…内側からポカポカするというか…

基礎代謝が良好になってきた証拠ですかねっ?!


そっそれからカラーリングもしましたっ♡

小顔効果狙ってのダークカラー仕様です


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本当はもっと暗くしたかったのですが、色抜けした髪に入れたのでどちらかというと黒っていうよりダークアッシュな感じに仕上がりました。

使ったのは毎度おなじみのコレです…

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クイスクイスのブラックとパープルを調合しました

1袋200円台で買えちゃう上に、トリートメント効果もあったりするのでオススメです。まあ所詮お遊びのカラーマニキュアなので美容院できちんと染めてもらうよりはどうしても色ムラは出るんですが…すぐに色が落ちちゃう分、お気軽にできちゃうので気分屋のyuku的には結構重宝してます。

ちょっとは小顔効果でたかなー…(デブの悪あがき

シェイプアップといえば、最近お散歩(山登り的な)にも勤しんでます。

といっても本格的なものとは程遠い、ドラえもんによく出てくるような裏山を軽く探検する程度ですが…

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裏山の頂上まで登りきったときの写真です

小学生みたいなファッションについては気にしないで頂けると幸いです…

でもこんなことばっかりしてると、おなかすいちゃうんですよねー

だからついつい食べすぎちゃう…

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焼肉丼どーん

焼肉のたれをドバババっとかけていただきます♡♡♡

ウーン…毎日ごはんがおいしく感じられるのは幸せなコトなのですが、ダイエット的には優しくないですねー。


えとえと、なにやら軌道が危うくなってきたので美容日記に戻します!!!


そういえばこれまでは洗顔と言えば石鹸を泡立てて使用していたのですが、ふと気まぐれにドラックストアで購入してみたロゼット洗顔パスタがすごくいい感じですのでオススメしておきます。

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いくつか種類があるのですが、yukuの選んだ「ガスールブライト」(いわゆる泥洗顔タイプ)はハーブの香りが素敵です♡♡

泡立ちもよくて洗顔後はお肌がキュっとなるので重宝します。

乾燥肌の人には厳しいのかな。

yukuはイケイケの脂性肌なので…がっつり汚れを落としてくれるタイプの洗顔と相性がいいんです^^

それからサウナもさいきんかなりマイブームです。

同じ職場の男性社員さん(40↑)の肌がぷりっぷりなので、その秘訣を聞いてみたところ、「毎週銭湯行ってサウナ⇒水風呂。コレでエステ知らずやで」と教わり、実践してみたところ、かなり気持ちよくて見事はまっちゃいましたーーー

ポイントはサウナのあとの水風呂では必ず頭まですっぽりかぶること!

いやいやいやいや、足つけるだけでも冷たすぎやのに全身水風呂とか絶対無理っす!!!

…と思うじゃないですか。

無理無理を連発するyukuにその40↑の社員さん「つらいのは最初だけや!1回その洗礼をくぐったらあとはもうやみつきやで!」とかなりしぶとくプレゼンされ……そこまでおっしゃるなら「ままよ!(←古い)」とまずは肩まで、ドボンとつかってみましたよ!

そしたらコレがかなり気持ちよくて…ていうか最初は冷たくて心臓止まるかと思いましたけど、サウナで火照った細胞がキーーーンと急速に冷やされて引き締まるのを体感し、いやーコレは強く進める気持ちわかります!かなりやばいっす。

しかも1回頑張って全身水風呂の洗礼をくぐれば、不思議なことに次からホント、つらくなくなるんですよ!!!カラダが水風呂に順応するんですかねっ?!

かつて銭湯の水風呂にザブンと肩までつかって気持ちよさそうにしているお婆さんとか目にするたびに「まじかよ…」と、人類として超えられない壁を感じていたりしましたがもはやyukuもめでたくいっぱしのサウナ民ですよー。

たしかにエステ知らずな感じですね。

「サウナ→水風呂→電気風呂→水風呂…」みたいな感じに交互に入ることで細胞が活性化して、その日一日は身体の調子がすごく充実してるのがわかります。

具体的な実感としては、首を傾けるたびにコキコキいってたのがなくなったのと、あとは入浴後に化粧水を塗らなくても肌がつっぱったりせずプリップリのままでいられることです。

ただし疲労感ハンパないっす。

睡眠が充分にとれない状況での銭湯通いは自滅行為かもですね

今んとこ、会社帰りに銭湯寄って→急いで帰ってご飯の支度その他家事諸々をして→ご飯食べたらすぐに寝る…って感じですねー。

夏が近くなって日が長いので、昼下がりの銭湯は西日が薄く差し込んでなかなか風情があったりします


えとえと、とりあえずこんな感じです♡♡

コレ美容レポか?って感じなきにしもあらずですが近況報告も兼ねてということで……何か参考になれば~




パクチー熱

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こんにちわ
yukuです♡

突然ですがパクチーをご存知でしょうか??

タイ・ベトナムなどのエスニック料理に欠かせない、ちょい独特な風味の香草です。

個人的には中国読みの「シャンツァイ(xiang cai)」が一番響き的に好みなのですが…マイナーな呼び名なのかしてあまりわかってもらえないので、もっぱらパクチー呼びです^^

そして別名コリアンダーともいいます。

百貨店などでは、ほぼ「コリアンダー」の品名で売られてるようですね。

次に紹介するのは先日、大阪日本橋にあるタイマーケットで仕入れたパクチーなどです。なんと根っこつきです!

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へへへ…(σωσ)

えと左から、ジャスミン米・ガパオソース(ホーリーバジルソース)・レモングラス・パクチー・こぶみかんの葉です♡♡♡


調理してたら帰宅した旦那さんに、部屋がタイ料理屋さんみたいな匂いになってると言われてしまいましたwww

ガパオソースはミンチ肉や鶏肉などの炒め物に絡めると美味しいです。

レモングラスは今のところ、アジアンスープに入れたり、ヤムウンセン(春雨サラダ)に絡めたりしてますが、まだまだ使い方研究中です!

こぶみかんもお肉の炒め物かスープ系に使ってますが、タイカレーなんかに入れるとエスニック感が増すと思います。ウチの作るタイカレーめっちゃ評判悪いんですが(辛すぎて)あわよくば折を見て食卓に登場させる所存です。

で、お目汚しかもですが、不思議系レシピ書庫恒例の…

パクチーをつかった献立を今から写真付きで紹介したいと思いますので、よければ見てってくださいっ♡


エビチリ&キムチナシゴレンのスパイシーレッド定食♡♡♡


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わかりづらいんですが左奥の大根たくあんに乗っかってる緑色のブツは、えと、実はこれまたパクチーです……

正確にいうと、パクチーを刻んでペースト状にしたものを瓶詰保存したものです。

オリーブオイルと塩で漬け込んでます…


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若干気持ち悪くてスミマセン…

次行きます!

ベトナム風春雨スープ&ミニトマトの甘露煮パクチーペーストのせヘルシー酸味セット

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脂っこい餃子のおともに…作りました^^

ベトナム系は酸味が至高と個人的には考えてますので、レモン汁を絞るなどして、なるべく酸っぱさをきかせてみました。


パクチー盛りホーチミン風定食


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これでもかってくらい、生パクチーを贅沢に盛ってみました^^

鶏肉とトマトはナンプラーで味付けしてます♡

右奥の白いペラペラは、最近マイブームの「大根ハチミツ漬」ですwww

左奥の雑にブツ切りしてるのは、塩麹漬けしておいたササミです♡



アッ次で最後なんで…もう少しだけおつきあいください!



発酵料理アラカルト

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鯛の切り身にかかってる白いドロドロは自家製の塩麹になります。

生の米麹に塩と水をぶち込んで、毎日かき混ぜつつ一週間くらい寝かせたら、発酵して塩麹になってくれます。

パクチーは…お分かりですよね(^.^)?

全体的にぼんやりした色合いの献立にひときわ緑色を主張してきてる……ヤツです。

ちなみに手前の白い四角いブツは、じつは木綿豆腐を糠に漬けたものです。

クリームチーズみたいな食感になってなかなか美味しいです。


…えと、最後の方、なにげに発酵漬トークに話が逸れた気がしなくもないですが…

じつはパクチー料理と同じくらい、発酵料理もマイブームです♡

今度機会があればまた記事にしたいなーとか思ってるんで…よければ相手してください///


以上です。

















ケーキ・ケーキ・ケーキ

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さいきんカラフルな幼稚っぽいデザインのケーキ作りにハマってます

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カタチが歪なのはご愛敬ですーーー

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この銀色のキラキラしたやつも、いかにもチープな感じがお気に入りで重宝してま


それから春限定ですが「よもぎケーキ」も作ってます♡♡

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思いのほか、ヨモギの香りが残ってくれるのでオススメです。

↓コイツをペースト状に砕いて生地に練りこみました

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あとは簡単&材料費少なくて済むってコトでマドレーヌもよく作ります♡

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ココアのマドレーヌです

基本、電子レンジアンチ派なのでお料理にはほとんど使うことなくってホコリ被ってる状態なんですが、ケーキ作りのオーブン機能としては大活躍なのです


ダイエット進捗ダメです

ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ化、絶賛進行中ですヒーン

こんな感じで近況報告でしたー


ニセコイ感想。思いのほか悪くなかった千棘エンド展開にただひとつ不満があるとするならそれは…

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ニセコンニチワ
yukuです。

ひさびさにジャンプ感想…っていうかニセコイ感想です!

小野寺さんのターンが想像以上にアツかったんで、その分、千棘回には期待してなかったというか、正直、消化試合的な感覚でいたのですが、どこまでも不器用でひたむきな千棘の告白は意外にもグっとくるものがあり…まあ、思ったほど悪くはなかったかなという感想でした。

というより(小野寺さん側からしたら)ポっと出のクセに正ヒロインってだけで優遇されまくりな千棘エンド展開に、もう少し反感を抱いてしまうものかなとも思っていたのですが…千棘自身の爽やかなキャラ魅力も手伝ってか個人的には素直に祝福できました。

そして小野寺さんが「正ヒロインならざる2番手の悲哀」を背負っているというならば、千棘には千棘の「ニセモノ(約束の女の子に非ざる)である悲哀」を見いだせたのもなかなかよかったです。

ただ1つ、気に入らなかったのは、千棘を見つけたときの楽の台詞なんですが…

「小野寺に告白されてきた」
「それを断ってきちまった」

…ってエッ?!

ちょっとまってちょっとまって!

コイツなに自分から小野寺振ってやったぜ的な感じの流れにしとんねんwww

どー考えても優しい小野寺さんがそう仕向けてくれたのに乗っかっただけやろが!


あくまで「選ぶ側」のていを崩さない、ある意味ハーレム型主人公の王道を地で行ってますよね。

ウンそれだけ言いたかった!!!

もとより物語的には小野寺エンドよりは千棘エンド推奨派だったんで、結果自体には不満は特にないですが、もう少し、楽の「男気」を見せてほしかったですねー。

あの局面で女のコ側に告らせるなよ…



えとえとついに来週は最終回なのですねー。

一気に「数年後」展開なのでまさかとは思いますがひょっとしたら小野寺さん逆転ホームラン展開もあるのかもですが、もしそうなったとしてももはや嬉しくないというか…いやむしろそれだけは頼むからやめてくれって感じですね。



【DB超】未来トランクス編にまつわる曲解考察あれこれ

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未来トランクス編突入でにわかにヘヴィ展開な『ドラゴンボール超』――

かつて作者である鳥山明先生が未来トランクスのキャラを「女性読者を意識してみた」と公言されておられただけのこともあり、1人だけ垢ぬけ感が際立ってる気がします。

まあでもトランクスの「カッコよさ」はビジュアル面云々より何よりも、あの初登場シーンでのインパクト、コレに尽きるといっても過言ではないと思ってます。

未来トランクス「初登場時」を振り返る

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Z戦士たちを恐怖のどん底に貶めたあのフリーザを一撃で倒したという衝撃もさることながら、敵か味方か分からない、正体不明の「謎の少年」というミステリアスさ、そして「超サイヤ人」でありながら謙虚でさわやかな好青年っぷりも衝撃でした。

例えばですね、コレがイケメンのバーゲンセールのような少年漫画の作品に出てきたキャラであればここまでのインパクトは得られなかったのかもしれません。が、当時のドラゴンボールといえば、ナメック星では筋肉ダルマな猛者どもによる血で血を洗う超絶ドッカンバトルが繰り広げられ、フリーザ編での公式「美形キャラ」=ザーボンさんといった有様でしたからね。いやまあ単にイケメン枠ってだけならヤムチャとかピッコロとか天津飯とかいましたけど…こう、いわゆる現代っ子的な「少年系」イケメンキャラっていなかったんで…そういう意味でもかなり新鮮な印象ではありました。

▼フリーザ編では直截的でパワー重視の気弾攻撃や肉弾戦が主流だったのに対し、トランクスの無駄にカッコイイ「バババッ」は謎の動き過ぎて逆に斬新だった想い出

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▼「フツーに仕舞えやwww」と思わずツッコみたくなるこのキザっぷりも…

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「剣」っていう武器もまた新鮮でしたねー。

▼出生の秘密を打ち明けた時に見せた意外過ぎる初心(ウブ)な反応

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あのフリーザ親子をいとも簡単に倒し、超サイヤ人孫悟空ともほぼ互角に渡り合うほどの戦闘力を持ちながら、こうした少年らしい、年相応の部分も兼ね備えたこのギャップがですね…やばいですね…


「腐女子視点」的には当時どうだったのか

さてそんな未来トランクスの魅力とかっこよさについて、篤と振り返ってみたところで…気になるのは「腐女子的」にどうだったのかってところなのですが(ヤボな話題ですみません)

あくまで個人的所感ですがキャラ同士の「関係性」に萌えるのが腐女子の定義とするならば、意外と腐女子的には「イマイチおいしくない」キャラであったように思います。あくまで推測です!

というのも、未来トランクスとのベストオブ因縁キャラといえばやはり父親であるベジータになるのでしょうが、そうなるとですね、必然的に「ベジトラ」なワケですよ。未来の「母さん(ブルマ)」に色々と話を聞かされ父親への想いを募らせてたトランクスがしかし実際に相対したベジータの「冷徹さ」に失望し、またその一方で未来の世界では亡き父親への思慕の情が捨てきれず、葛藤するんですよねー。そしてベジータもまた基本的には厳しく突き放すも、うっとおしいほどにまとわりついてくる未来の息子への情に絆される一面も垣間見えたりして…そういうベジータの態度がまたトランクスに妙な期待を抱かせ翻弄するという…まあベジトラなんですよ。あくまでイニシアチブはベジであり、「攻め」はベジなんですよ。

一方で、ベジータといえば味方サイドになってからも協調性は皆無な上、高すぎるプライドと戦闘への執着が時に周りを振り回し、それにより却って事態を悪化させることも少なからずあり…まあいわゆる「困ったちゃん」ってやつでしょうか。極めつけは戦闘中にも関わらず衆目を気にせず泣きじゃくることZ戦士上最多(映画含む)、自分の我儘を通すためなら平気で味方を窮地に追いやるくせに、その結果に責任を持たず、駄々をこねるばかり。そんな「気高くも扱いづらいお姫様」であるベジちゃんはつまり「総受」であることがドラゴボのセオリーとも言えます(「カカベジ」で語るならばさらにわかりやすいと思うのですが、ベジータの「打倒カカロット」な凄まじいまでの敵意を拒むでもなく受け流すでもなく、あの悟空特有の、あっけらかんとした包容力で応える様はまさに腐女子の大好物でもある「スパダリ攻×勝気受」的ケンカップルなんですよねー)

つまりかなり偏った見方ですが、ベジータの総受属性を覆す恐れのあるトランクスの存在は、特にベジ総受過激派な腐女子的にはある意味「地雷」であるという考え方です。

とはいえ、個人的に実はベジトラより悟飯×トランクスの組み合わせがオススメだったりするんですよねー。未来では師弟関係だったわりに「人造人間編」では絡みの少なすぎた2人ですが、だからこそ逆に何気ない2人のやりとりが尊いワケです。

▼ココひそかに萌えた一コマ

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…って萌えどころマニアック過ぎてすみません。

えーと、わ、わかりますかね…???

シチュとしては、いきなりやってきてフリーザを一撃で倒した謎の少年が自分もサイヤ人であると名乗ってきたことに不信感を爆発させ、頭ごなしに怒鳴りつけてくるベジータに対し何も言い返せないトランクスと、そんなトランクスに助け舟を出す悟飯ちゃん(若干6歳)っていうね…

実際には悟飯の方が師匠だしトランクスよりずっと年上のお兄さんではあるものの、トランクス側から見てこの過去の世界においては悟飯はまだ17歳のトランクスよりはずっと子供で、だけどベジータとの付き合いは悟飯の方がちょっとだけ長いということで健気にフォロー役に回る悟飯と、そんな小さい子供である悟飯にどこか精神的に甘えてるように見えるトランクスの微妙な関係性っていうのが萌えたりするのです。

『ドラゴンボール超』もまた、最近の「名作アニメリバイバル化による新たな市場発掘」のブームに便乗しようとしているのか…

まあドラゴンボールの場合、まだそれほど旧作アニメリバイバル化が進む前からすでに『ドラゴンボール改』が放映してましたし、昨今のリバイバル化のブームに便乗というよりかはどちらかといえば先駆け的な流れではあるのですが…昨年、昭和名作アニメのリバイバル化によって新たな市場(腐向け市場)を開拓し一世を風靡した『おそ松さん』の大ヒットを皮切りに、単にリバイバルするのではない、旧作からは思いもよらない全く新たな切り口から、要するに「腐女子」をターゲットとしたリバイバル商法が注目されてるのかなと感じてます。

現に今春アニメで腐女子人気を見込めそうだった『僕のヒーローアカデミア』がほぼ同じ時期に映画上映された『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』(※)に話題を持っていかれた向きがあり、そのことが「新規参入よりも老舗アニメからの需要掘り起こしがアツい」という、いわゆる昨今の腐向け市場における「ヒットの法則」を浮き彫りにさせたことは否定できません。

※ちなみに火付け役となったキャラたちはコナンや服部といった従来のキャラではなく、黒の組織を追うFBIのやり手スナイパー(攻)と、とある因縁からそいつを目の敵にする黒の組織の構成員で実は公安からのスパイ(受)によるケンカップル的な2人である。なお映画は、推理モノ要素の高い初期のコナンからは考えられないほどのアクション仕様となっており、それもまた「新たな需要」を掘り起こすきっかけとなったと推察される(やっと観に行けたんでまた感想書きます読んでね!)


とはいえ、『おそ松さん』がこうした腐向けリバイバル商法のパイオニアだったとは言いません。

いみじくも、かつて『ビックリマン』とかいうばりばりギャグ路線のアニメをいかにも腐向けなイケメン揃いにリバイバルした『スーパービックリマン』のシリーズ構成を担当したシナリオ作家の松井亜弥氏が手掛けた『ドラゴンボールGT』は、松井氏がトランクス(の中の人?)のファンということもあり、腐女子の痒いところに手が行き届いたストーリー構成になっていたように思われます。

ただ、GTがそれほどヒットしなかったのはやはり肝心の舞台を遠くの星にしてしまったことにあるような気がします。小さくなってしまった悟空・パンちゃん・トランクスという夢のトリオで、序盤はかつてのナメック星編のように遠くの星々を冒険するストーリーだったのですが、せっかくの「リバイバル」の醍醐味でもある、歴代キャラたちの群像劇要素があまりにも希薄で、まあたしかに初めは「原作では叶わなかったトランクスの出番が格段に多い」と燥いでた腐女子らも回を追うごとに、遠くの星での特定のキャラだけのやりとりに飽き、やがては心離れていったというのが実際のところではないでしょうか。

でもあの時代に、ガチ少年向けのアニメを腐向けにしようとした松井氏の切り口自体はとてもとてもよかったんです。そこは評価したい。ただ、惜しい。こういうのは1人でやっちゃダメなんです、どうしても強大過ぎる推しキャラ贔屓が、ストーリーの質を結果的に下げてしまうんですよねー…


えと脱線しすぎたんですが、話を戻しますと『ドラゴンボール超』には、「改」時代には見られなかった「腐向け」を意識した流れがここ最近、特に未来トランクス編になってからちょこちょこ垣間見られるようになったのは単に私の眼が腐ってるだけでしょうか。

とはいえ、先般挙げたようにベジトラにしてしまうとカカベジとの兼ね合いの点で少しばかり面倒…そこをどうクリアするか…

これはあくまで個人的所感ですが、現時点で思ったコトとしていくつか挙げてみますね。

1.悟飯×トランクス市場の開拓

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人造人間編のころとの大きな違いは、悟飯がトランクスの背丈を追い越すほどの青年になってること、そして現在のトランクス(チビトランクス)が悟飯の弟である悟天と親友であり、やんちゃで手のかかる弟のような存在であること…

悟飯の、チビトランクスへの接し方との「ギャップ」が萌えどころだと思うのですが、未来トランクスサイドからすれば自分をかばって死んでいった師匠の面影とあまりにもかけ離れた悟飯に複雑な気持ちを抱かざるを得ない一方、平和な時代の悟飯が「学者になる」という夢を見事叶え、温かな家庭を持っていることを嬉しく思い、巻き込むまいと口をつぐむっていうのがね、もうかなり師匠への愛がやばいです。さらにトランクスが自分を訪ねてきた本当の理由を知った時の悟飯はどうするのかってところまで想像すると…「なんで僕には教えてくれなかったんですか!水臭いじゃないですか!」なーんて感じに普段穏やかで気弱な悟飯には似つかわしくない声を荒げトランクスを叱責したりするのかなー…それともトランクスの様子にまったく気づけなかった自分の鈍感さを悔んだりするのも美味しいですよね。いずれにせよ、この回は悟飯×トランクスへの布石としてはかなりの燃料となりうるものだったと確信しています。

2.リョナ要員なのか

ドラゴボのリョナ要員としてはスポポビッチ戦のビーデルさんがデフォですが、こう、思いがけないところに需要があるということで…

傷つきながらも自分に課せられた宿命と必死で向き合い闘う健気な少年の姿に「情緒」を見出すという腐女子の性癖は古来より『聖闘士星矢』などがそっち界隈の女子に支持されていたということからも周知の事実ですが、一方で、ひたすらパワーを求める「強さ=尊い」路線のドラゴンボールではこれまでほとんど需要がないかと思われた要素でもあり、それがタイムマシンで命からがらやってきてそうそう悟空にボコられベジータにボコられ、師匠であったはずの悟飯には取り付く島もなく、肉体的にも精神的にもボロボロでホンマこれ何のプレイやねんってくらい満身創痍なトランクスがまた、初登場時に意気揚々とフリーザを倒したトランクスとも、恐れを知らないやんちゃなチビトランクスともギャップがあって、激しくリョナ心くすぐられるんですよねー…

3.トランクス総受なのか

かつてはZ戦士たちの「困ったちゃんポジ」であったベジータも、家族を守るためにはプライドをかなぐり捨てて破壊神ビルス様の前で一芸を披露するなど、すっかり所帯じみてしまった今、かつての総受感は弱くなってしまった感があります。

宿敵カカロットとも、相変わらずケンカップルではありますが、以前に比べると馴れ合い的な感じも否めず、カカベジの醍醐味としてはイマイチです。

ならばいっそのこと、世代交代的にトランクスを総受にしちゃえばどうかって話です。

総受の醍醐味である「姫気質」は少々弱いものの、魔人ブウ編を経てイロイロと大人になった悟空やベジータの包容力に身を任せ、ブルマさんやほかのみんなのサポートを受け、未来を取り戻しに行くという構図がマジヒロインポジです。


ところで悟天ちゃんがここんとこ全く出番ないんですが、巷でささやかれてる「ゴクウブラックも出てきた今、さすがに1人4役はキツイだろう」という中の人的な事情なのか、あるいは他に何かもっと深い理由があるんですかね。

むしろあの18号とトランクスでさえ邂逅を果たしたのに悟天が出てこないっていうのはちょっと不自然な気はするんですよねー。おかげでチビトランクスがずっと単品で、やんちゃ度も半減なのでそのあたりはかなり個人的に物足りなかったり…

そうそう、悟天といえばある意味トランクスに命を救われてるんですよね。未来トランクスが来なかったら産まれてなかったわけで…そういう意味でも因縁の深いこの2人の邂逅はかなり楽しみだったりするのです。




以上、かなり好き勝手書き散らしましたが、こんな曲解記事をお目通し賜りありがとうございます!

ていうか久々の全公開記事がこんなんでごめんなさい。
苦情等はコメ欄まで






【黒バス映画】総集編「影と光」感想・レポまとめ

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劇場版『黒子のバスケ』ウィンターカップ総集編第1弾「影と光」、早速観に行ってきましたので感想及びレポまとめました!

入場レポ(※読み飛ばし可)

さて今回の劇場版は入場者特典として描きおろしのオリジナルコースターがもらえたりしたのですが、これはチケットを窓口購入(ネット決済で購入しました)したあと入口のチケット引き換え通路にて渡されます。

2人で3個数もらえたんですがこれは2人1組で3個数だったのか、あるいは1人1人別口で入場すれば実は3個数×2貰えたのか、今となっては真相は闇の中です…

封を開けるまで中身は分からないようになっており、こんな感じでした。

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ゾーン青峰と黒子と火神…

ていうか火神が若干、Σ(@_@;)って感じの表情なんですが…抜かれたor止められたときの表情っぽくないです?!

えと汚さないように大事に使います…

アッそれからフードコーナーでは、なんといつものメニューに加え、こんなのが…

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黒子のバスケオリジナルコンボセットーーーーーーー

特典としてチケットケースまでついてくるみたいです。

コレで1人前1,200円(税込)…

いつも買うのがペアセット(ポップコーン2人前&ドリンクMサイズ2人前)税込1,000円なので、コレいくらオリジナル特典チケットケースがついていても1人前1,200円はどう考えてもコスパ的に悪いよねむしろコレ買う人おるんかな需要ないやろチケットケースとか今回限りやしぼったくりすぎやで~などとツッコみまくっていたちょうど目の前でまさにコンボセットチョイスしていた人がいて、もう何も喋るまいと心に誓った瞬間でした。

我ながら嫌な客というか…場のムードに乗りきれない、絶望的にお祭り不向き体質だと自己嫌悪ですこーいうのってコスパとかじゃないんですよね、こう…雰囲気を楽しむものなんですよねきっと。

ウチは土曜日の15時40分からの部を観に行ったのですが、意外と席はすいており、その回の客層としては若い女性が多かったような気がします。あと高校生くらいの男子2人連れも1組ですが見かけました。

ファミリー層は意外と少なかったです。

感想まとめ(ネタバレあり)

思いついたものから徒然に書き散らしていきますのでネタバレ御免です!

基本、原作モンペなのでこうした感想記事をあげるとどうしても文句が多くなってしまいがちですが(スミマセン)最初に言っておくと映画自体はとても楽しめました♡

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↑前座のマナームービー。見切れてるにごぴよと、ひよこverでも相変わらずピヨピヨ騒がしい黄瀬ぴよがハイライト(公式ページから情報閲覧できます)

▼本編感想
・原作にあった黒子と火神のワンオンワンシーン及び最初のキセキの世代(=黄瀬)との出会いシーンがまるまるカットされていたため、初登場時はあれほど日本のバスケに絶望していた火神のバスケ魂に火がつくまでの流れがやや唐突感否めなかったです。

・それなら思い切って火神の初登場シーン(「日本のバスケなんて~」のくだり)もカットすべきでしたねー…

・IHで青峰擁する桐皇学園に惨敗し、一度は決別の危機が訪れたように見えたそれは実は「決別」ではなく「互いに頼ることをやめ、より強くなって力を合わせる為」という火神なりの新たな決意だったと判明するシーン。かつて帝光時代に自分のプレイを否定された過去を持つ黒子にとって、そのトラウマを乗り越えるいわゆるターニングポイントとなるべきシーンだからこそ、海常との練習試合後に黄瀬が放った「(キセキと同種のプレイヤーである)火神と黒子っちはいつか必ず決別する」という呪いの言葉ともいえる予言が効いてくるのであって、尺の問題とはいえあの日の黄瀬黒子火神の公園でのやりとりがまるまるカットされてしまってたのはいささか残念…

・今回どちらかというとムードメーカー気質な黄瀬や高尾が大人しかった分、誠凛のマスコットキャラ・小金井先輩の立ち回りがいちいち可愛くて和みました。特に目立った活躍はなかったのですが全体的にややピリピリした雰囲気の中、にぎやかし役として一手を引き受けていたように見えました。

・桜井君の可愛さに目覚めました。

・アニメの時にも思ったことなんですが桃井さんの「青峰くん…楽しそう」からのナレーションへの流れがやや段取り臭くて残念な印象。

・終盤のフリースロー→リバウンド勝負からの一転二転する流れは大画面で見るとド迫力で満足感でした!

・拳コツンからのEDへの流れはアニメ版の方がよかったかなー


…ちなみに今回一緒に観に行った相手が黒バスミリしら(1ミリも知らない)だったのですが、まあバスケ経験者でスラダン派ってことでバスケルール的には展開についていけないなんてことはないから大丈夫かなって思ってたのですが…感想を聞いてみると、


・黒子のイグナイトパス改は実際やると突き指すると思う
・青峰のゴール裏からのシュートはルール的にアリなのか
・フォームレスシュートはかっこいいがゾーンはイマイチ
・黄色いヤツはキセキの世代なのになぜ誠凛を応援していたのか
・散髪シーンは全く意味が分からなかった
・なんかスラダンのキャラいなかった?(誰www)
・第二弾見に行くことはない。でも宣伝してたエクストラゲームは面白そう。


とのことで、たしかに総集編=あらすじやキャラの相関関係を把握している前提で製作された映画であると考えれば、ミリしらの相手を誘う際にある程度事前プレゼンしておかなかった私のミスです<m(__)m>

といいつつ第二弾も連れてく気満々なのですが…次こそちゃんと布教できればいいなっ

2017年はEXTRAGAME(エクストラゲーム)がついに劇場版公開!

時期は未定のようですねー…

原作ストーリーの季節にあわせるならIH後…つまりちょうど晩夏~初秋の、つまり来年の今くらいの時期に公開って感じになるのかな。

ストーリーについては、基本的にはジャンプNEXTで連載していた流れを映像化することになるのでしょうが、それに加え、原作者・藤巻忠俊先生監修のもと、ちょっとしたオリジナルストーリーも追加されるということで、そちらも楽しみです♡

ていうか、果たしてどんなオリジナル要素が加わるのか今からめっちゃ気になるのですが…

予想として、

1.プレイ中のオリジナル要素
終始ベンチ組だった日向や高尾なんかも試合に参加するとか?あるいは劇場版オリジナルの新技が追加されるとか?!

2.敵チームのエピソード的なオリジナル要素
ナッシュの幼少時代エピソードとかシルバーとの馴れ初めとかストバス時代のあれやこれやなど、そんな感じに原作ではほとんど描かれなかったアメリカチーム側のキャラ掘り下げとか追加されるのかな…

3.日向とリコの恋の行方
ぶっちゃけいらないんですが…まあ…結局宙に浮いてますからねコレも…あとはアメリカへ渡った木吉との絡みも出しつつ…そしてついでにテツくんとさつきちゃんの関係も回収してもらえたら一石二鳥かもですよね。

4.コミックスおまけページのプチエピソード掘り下げ
桃井さんの回想シーンにあった、黄瀬のパンツを奪う青峰のじゃれあいシーンを…ってどこに挿入するのか微妙ですよね。えとコレはなしの方向で。

まあ、1か2が固いのかな…

でも尺的なことを考慮するなら3くらいが無難に打倒かもしれないですけどね



えとえとこんな感じで以上です!

やっぱり映画のレポって苦手…
全部読んでくださった方、どうもありがとうございました!



毛利蘭が「ヒロイン」として決定的に欠けていたものとは?!コナン映画『純黒の悪夢』感想レビュー

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劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』を観に行ったので感想記事をupしようと思いつつ気がつけば結構な時間が経ってしまい……あらすじを追ったレビュー記事はもはや書けそうもないんですが、今回の映画で改めて毛利蘭ちゃんの「正ヒロイン」としてのポジションに危機感を感じてしまった次第なので、そこんとこの課題点にも言及しつつ、感想記事に代えさせて頂きたい所存です。

ヒロイン・毛利蘭に足りないもの

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えーまず私自身、コナンのストーリーとしてはちょうど灰原哀ちゃんとコナン君がバスジャックに遭遇したあたりで記憶が止まってるんで、今回の『純黒』はかなり展開が進んでおり面喰ってはいるのですが、そのころでさえ灰原哀ちゃんの存在が蘭ちゃんの正ヒロインとしての地位を脅かしがちな印象だったのが、さらに状況は深刻なものになっていることを実感せざるを得ませんでしたね。

いや別に蘭ちゃんの出番が少なすぎるとか、存在が空気だとか、キャラが劣化したとか、そういうことを言ってるのではありません。

そもそもコナンという作品自体、主に毛利家とコナンが行きずりの事件に巻き込まれる基本バージョンの他、少年探偵団が活躍する事件編、服部との共闘編、怪盗キッド編、そして黒の組織の核心に迫る回など、バリエーション豊富な群像劇風なのがウリだったりするわけで、今回の映画ではたまたま「黒の組織VS公安とFBIの共闘」ということで、どうしても蘭ちゃんの出番は削られてしまうのは展開上、仕方ありません。むしろヒロインだからといって出ずっぱりじゃなくっても一向に構わないとさえ個人的には思っております。

ただ私が問題にしているのは、今回の蘭ちゃんの「ヒロインらしからぬふるまい」そのものにあります。


…さて話はいったん逸れますが、では逆に「ヒロインらしい行動原理」って何だと思いますか?

ここで気を付けてほしいのは「ヒロイン要素」ではなく、あくまで「行動原理」です(逆に「要素」として語るなら蘭ちゃんは充分、正ヒロインの資質を兼ね備えてると思っております)

もっというと、「アクション映画におけるヒロインのヒロインたるべき行動パターン」には一定の法則があるのをお気づきでしょうか。

まず私が考えるアクション映画ヒロインの行動原理として


・まわりの忠告を聞かず事態を悪化させる
・およそ建設的思考を持ち合わせておらず自分の感情最優先
好奇心旺盛で何でも首を突っ込みがち
・敵側を浄化させる
・自らの危険を顧みない
・どれだけ自分が庇護されているか気づこうとしない
・自らの能力を過信し前線に出たがる


これがヒロインの行動原理なら、まあ普通は真っ先に死にそうですよね。

だけどそんなヒロインがきちんと無事でいられるのは、ひとえに「守られるべき存在」だからなんですよね(スパイダーマンのヒロインは死んでしまいましたけど…)

つまりヒロインが出しゃばらなければそこそこにイージーモードだったのを、敢えてハードな展開にすることでアクション映画のハラハラ感を高める役割として一役担うというのがヒロインの存在意義であるとすら思ってます。

…というわけで。

蘭ちゃんはどうだったでしょうか。

まさしく崩れゆく遊園地内で新一の存在を確信するも、新一の忠告に従い、取りもあえず避難に努めます。その聞き分けの良さは思わず友人の園子が「お人よし過ぎる」と呆れるほどです。

しかし限られた時間と人海戦術でギリギリの駆け引きをしていたコナン側からすれば、ここで蘭ちゃんがアクション映画のヒロインよろしく出しゃばって前線に向かおうものなら、やはり護らないわけにはいかず、とするとさらなる惨事を招いたかもしれないことは想像に難くありません。

あくまで恋人である新一を信頼し、決して我を通さず感情的にならない、可愛い顔して芯の強い彼女の献身ぶりと賢明さに、キャラとしての好感度も急上昇です。

だけどヒロインとしてどうかと言われれば…やはり「ヒロインらしからぬ」と言わざるを得ませんね。

他キャラのヒロイン度を比較考察


さて、ではここで蘭ちゃん以外の純黒登場キャラについて少し振り返ってみるとします。


まずはやはりこの人…

本命:灰原哀(シェリー)

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序盤はコナンと共に、暴走しがちな少年探偵団の子供たちの保護者的な役割として冷静かつ理性的な行動を取っていましたが、キュラソーが黒の組織の関係者かもしれないと感じた途端、徐々に余裕をなくし、普段の彼女らしからぬ感情的な振る舞いを取るようになります。

そんな弱気な彼女を鼓舞し、庇おうとするコナンとの掛け合いはヒロイン的です。

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自分の能力を過信したり、好奇心から出しゃばったりすることはなかったものの、黒の組織への異常な恐怖心から冷静さを欠き、まわりを感情で振り回してしまったところなんかは蘭ちゃんには見られなかったヒロイン的振る舞いではありました。

総合ヒロイン度:☆☆☆☆
困ったちゃん度:☆☆
護られ度:☆☆☆☆


対抗:安室透(バーボン)

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黒の組織メンバーにして、その正体は公安のエリートであり、コナンとも顔見知りの関係。

そして本来ならば協力体制にあるはずのFBIメンバー・赤井とは因縁の仲…というより一方的に私怨がある様子?!

事件の先々で赤井と顔を合わせるたび、ヤリ手の公安エリートらしからぬ、感情をむき出しにして突っかかっていきます。

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一般人の命までかかった有事の際にも、観覧車の上で赤井との決着を迫るという、某サイヤ人の王子も真っ青な好戦っぷり。

聞き分けのいい蘭ちゃんの爪の垢を煎じて飲ませたいほどには「困ったちゃん」ヒロインっぷりを魅せつけました。

総合ヒロイン度:☆☆☆
困ったちゃん度:☆☆☆☆☆
護られ度:☆☆☆☆


大穴:小嶋元太


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露出が少なすぎて公式サイトからの画像を拾うのに苦労しました…
(元太ファンの方、画像小さくてすみません)

純粋で好奇心旺盛、だからこそ危険な目に遭いやすく、コナン含め周りの大人たちはハラハラし通しです。

だけど天真爛漫な彼の所作に癒される関係者もまた少なくはなく…

間接的にとはいえコナン及びバーボンたちノックを救ったのは元太の無邪気な友情力と浄化力によるものでした。

敵からも愛され守られるというまさにヒロイン気質な元太。

足手まといなくせに好奇心だけは人一倍強く、好き放題に振る舞って周りを掻きまわし足を引っ張りまくる、まさに観ていてイライラするアクション映画ヒロインを地で行ってましたねー。

総合ヒロイン度:☆☆
困ったちゃん度:☆☆☆☆
護られ度:☆☆☆☆☆☆
浄化度:☆☆☆☆☆☆



なお上記以外にアクション映画ヒロインたる大事なポイントを挙げるとするならば、ずばり徹底して「蚊帳の外」であることだと個人的には思っております。

例えば事件の裏側をヒロインだけがまったく知らされていなかったり、主人公の正体をヒロインだけが知らなかったりなど…それはひとえに愛しきヒロインを危険に晒したくないからという周囲の配慮からなのですが、もしかしたらそうしたことによる疎外感がヒロインを無茶な行動に走らせてしまうのかもしれません。

要するに何が言いたいかというと、毛利蘭が「ヒロイン」として挽回要素があるとするならば、コレに尽きるのではないかということです。

逆に灰原哀(シェリー)の場合、蘭ちゃんとは比べ物にならないくらいコナン君とは重大な秘密を共有しています。

場合によってはコナンの正体を蘭ちゃんに悟らせないための芝居にも協力を惜しみません。

というわけで、他の要素でどれほど蘭ちゃんよりヒロイン度をリードしていても、危険を伴う「秘密の共有者」である以上、「蚊帳の外」状態の蘭ちゃんには敵わないということです。

なお、安室透(バーボン)に関しては、こいつ自身がコナンや灰原以上に複数の顔を持つミステリアスキャラなのですが、灰原・コナンの関係と違う点は、コナンの方が安室の「裏の顔」を熟知しているのに対し、安室の方はコナンの正体を知らないという、「互いに秘密を共有」というよりはイニシアチブ的にやや「コナン→安室」という一方的矢印の関係である点です。

ちなみにコナン・赤井が秘密の共有者同士であるのに対し、安室は両名から頑なに「蚊帳の外」として重大な秘密を箝口されております。こちらも安室が戦力外だからというよりはひとえに彼を慮ってのものです。そしてそれゆえ赤井は安室から執拗に敵視されることとなるのですが、敢えてその誤解を解こうとせず、自分に向けられる敵意をまるごと受け止めようとします。

前述した「どれだけ自分が庇護されているか気づこうとしない」ヒロインの特性だけで語るとするならば例の「観覧車バトル」がまさに言わずもがなですね。

うーん…こうしてみると安室さんもなかなか手ごわいんですが、やはり「蚊帳の外」ヒロイン度合でいえば蘭ちゃんに軍配が上がるものだと思ってます。安室の場合、「それ」が発動するのはあくまで赤井絡み限定ですからね。対して蘭ちゃんの外堀は灰原さんをはじめ、服部平次に怪盗キッド、アガサ博士もかな?あらゆるコナンとの秘密共有者が何とかして蘭ちゃんを危険に巻き込むまいと全力で秘密を保持すべく奔走するのです。

となると、「蚊帳の外」ヒロインとして最も蘭ちゃんに対抗しうるのは元太?!

「浄化力」も蘭ちゃんと互角で張り合えそうなのは他でもない元太ですしね



……えー、とはいえ冷静になって考えればいくら蘭ちゃんが今回の映画でヒロインとして圧倒的に物足りなかったとはいえ、他の3名を見て頂く限り蘭ちゃんさえ本気になれば充分巻き返せるヒロイン争いの構図であるとは思ってます。

負けないで…蘭ちゃん!





【黒バス舞台化】ストーリー展開予想及びキャストビジュアルについての話題を少々…

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こんにちわ
yukuです!

黒子のバスケがついに舞台化!


ということでまず気になるのはやはりビジュアル面なのですが…

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って黒子っちのキャストの人、どこかで見たことあるやーん…と思いきや、この人、アニメでも黒子っちの声を務めた声優さん(小野賢章さん)なんですよね。

しかし、他のキャストらがみなさん舞台俳優さんで、なおかつ経歴を調べたところ結構な割合でテニミュの共演者だったりして…コレは黒子っち(というより小野賢章さん)、アウェイな感じにはならないのか?!

などと「にわか」ながらも勝手に心配してたんですが…

なんと小野賢章さんご自身もまた、「テニミュ」に出演していたとのこと…!!!

いやー今は声優さんも幅広く活動なされてるんですねー…

てことはアウェイどころか、ほぼ「お馴染みさん」たちによる集まりというわけでした。まあ共演回数の多い方が短い稽古期間で息もあわせやすくていいのかな。

ところで舞台俳優さんといえども、こうした漫画アニメといった二次元モノの舞台化ともなると、やはり演技力だけじゃなくて番宣の段階で集客率を左右しかねない「ビジュアル」面もある程度は求められる傾向にあるのをヒシヒシと感じてる次第ですが…みなさんやはり男前さん揃いです。舞台映えするビジュアルといえば「顔は大きい方がいい」などという説はもはや今の時代にはそぐわないのか、みなさんシュっと小顔でいらっしゃいます。

イメージ 2



わざわざ説明するほどでもないですが正面左から、

黒子火神黄瀬緑間青峰

です。

この並びは単純に、原作の登場順な感じですね。

ヘアスタイルがねー…特に黄瀬とかスカスカすぎて…もうちょいなんとかならなかったのかな。お顔立ちはすごく可愛らしいのに残念…

いわゆるレイヤーさんがしているようなボリューミーなウィッグだと舞台で動き回るのに障りがあるからという事情も分からなくはないですが…いやいや本番の舞台に立つときは動きやすいヘアスタイルでいいんですよ!?ただ、こうしたキャスト公開の宣伝ビジュアルに載せる分にはちょっと盛るというか、まあ第一印象が肝心なんでね。宣伝ビジュアル用のヘアウィッグを用意してもさほど問題はないように思うんですけどね…


……と黒バスモンペが申しております。


ちなみにジャンプ本誌にて公開された、学校別「オールキャスト」の紹介には紫原敦擁する陽泉高校と赤司征十郎擁する洛山高校の紹介がなかったので、原作をなぞるとするならば恐らくWCの青峰戦までということになるのでしょうか?

個人的に気になるのは、IH準々決勝の「桐皇vs海常戦」をやってくれるのかどうか…という点なのですが…

「原作をなぞる」というのを前提とするならば、大きく分けて下記2パターンのケースがあらすじ予想として考えられます。

ケース1 青峰をラスボスとする場合


vs海常戦(練習試合)→vs秀徳戦(IH)→桐皇戦(IH)→{桐皇vs海常戦}→{vs秀徳戦(WC予選)}→vs桐皇戦(WC)


◇この場合、あくまでvs青峰に焦点をあてる為、取捨選択の観点から黄瀬の成長描写や緑間の成長描写に繋がる「桐皇海常戦」及び「秀徳戦(WC予選)」はカットの可能性が高い

◇練習試合の海常戦はちゃんとじっくりやってくれるのか微妙なところだが、「キセキの世代」の紹介と「光と影のタッグ披露」という意味においてはやはり重要度は高いということで期待

◇桐皇海常戦をやるとすればその意義は(ファンサービスということは敢えて抜きにして考えるならば)「ラスボス青峰にはまだ底(ゾーン)が残されている」というフラグ立てによる脅威を煽る効果を見込んでいることが考えられる

◇やはり見せ場はvs桐皇戦(WC)なんだろうなーって考えると、ジャンプラのスピンオフやエクストラゲームでは何かと不遇な火神にようやくスポットが当たる感じになるのかな

◇ただしケース1だと黄瀬や緑間は本当カマセ臭ハンパないよなー


ケース2:黄瀬をラスボスとする場合


vs海常戦(練習試合)→vs秀徳戦(IH予選)→{桐皇戦(IH)}→桐皇vs海常戦(IH)→vs桐皇戦(WC)→vs海常戦(WC)


◇黄瀬がラスボスとかwwwなどと笑わず聞いて頂きたい。紫原と赤司が出ない以上、練習試合で一戦交えている海常との再戦がクライマックスとなる可能性は十二分にある

◇青峰をラスボスとするよりかは若干「キセキの世代(敵側)の成長」にスポットをあてるかたちにはなるであろう。なぜならば青峰のケースとは違い、練習試合で敗北した海常側が「リベンジする側」だからである

◇しかしそもそも黒子のチームプレイが「キセキの世代」たちの精神的成長を促すという要素が大きかったということも踏まえればむしろ原作テーマの訴求には適っているともいえる




ウーン、ツイッターなどでの盛り上がり具合を見るに、キャスト的には黄瀬の注目度が高い感じですかねー

って私の場合、推しキャラフィルターがかかってるだけかもしれませんが…

うん、でもこのキャスティングでいくならば個人的には黄瀬の成長部分にスポットを当ててほしいです。

それからこれは私が心配することじゃないかもしれませんが、舞台化するならば演じる役者さん的には青峰の「フォームレスシュート」や「アジリティ(敏捷性)」などの動きよりも黄瀬の「コピー」の方にスポットを当てた方が再現する際、舞台映えしやすいんじゃないか?とか…

コピー能力だったら要するに「いかに相手と同じ動きをするか」が見せ所なワケだし、役者さん同士の演技の息を合わせる稽古を積めばいいってことで、演劇の表現技法として魅せやすいんじゃないのかなーとか…専門外なのでなんともいえないですが、イメージで言ってます!

ただ海常戦(WC)をクライマックスに持ってくとするなら降旗くんがキャストにいなかったので序盤の「降旗投入によるクールダウン作戦」はカットされちゃうかもですね。

ケース1の青峰ラスボスで進めた方がストーリー構成上、何かと無難な気はしなくもないですが一方で、舞台とジャンプ本誌とでは恐らくターゲットも表現方法も異なるということで、原作とはまた違った切り口で魅せてもらえたらいいなっていう願望があったりもするわけです。


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