Quantcast
Channel: ゆめかたつの曲解的漫画考
Viewing all articles
Browse latest Browse all 334

【DEATH NOTE】ヨツバキラ編を振り返る(その1) 「愛すべき」ヨツバ社員たち

$
0
0
こんにちわ
yukuです。

私が個人的に漫画『デスノート』で最もアツくなれたシリーズといえば実はヨツバキラ編だったりします。

そこで今回はヨツバキラ編について色んな角度からとことん振り返りつつ、再熱していきたいと思います。

よろしければお付き合いください

※例によってダラダラ長くなりそうなので記事を分けました

上司にするなら…?

イメージ 1

イメージ 2


当初はこの中だったら断然鷹橋さんだったんですが…

最近は火口以外ならもう誰でもいいやという考えにシフトされてきました。


▼鷹橋のこの…チョロい感じがよい…
イメージ 6
イメージ 7





ちなみに個人的見解ですが、三堂=女性人気高そう(優しくて頼れる上司という理由から)で、奈南川=男性人気高そう(憧れの上司的な意味で)と思ってます。

尾々井・鷹橋あたりは万人受けせずとも、特定の部下にめっちゃ慕われてそうとか思ったり…

紙村さんは同僚か部下に欲しいかな

あとは…微妙ですね。

別部署にいてたまーに顔を合わせるくらいな感じで…

ネガティブ派洞察マン・紙村人事課長の孤独な闘い

▼コイルの調査報告によりLの手がかりに近づけたと皆が浮足立ってる中、1人「Lとコイルの八百長説」に思い至る紙村さん
イメージ 3

紙村さんのこう…あらゆる可能性をマイナス思考するところが僭越ながら自分と同じタイプすぎて、ついつい感情移入しながら読んでしまいます。

イメージ 4


ホント紙村のこーゆうとこまじでおま俺…

ま、脳みそのスペックは全然違うんですがね。

こういう、ネガティブな方向に洞察力が働くようないわゆる「石橋をたたいて渡る」タイプには、尾々井さんのような頼もしいけどおおざっぱすぎる同僚が案外相性抜群なのかもしれないです。

なお、尾々井さんのアドバイス通り、次の会議で自分の考えを発言してみた紙村さんですが…すでにコイルによってほかのメンバーの心はガッチリと掴まれていたあとということで当然、彼のネガティブ発言は封殺されることとなります。

しかし紙村さんは諦めません!

もはやコイルの掌の上で泳がされ、次々に事が進行していく中、密かにメンバー内で「キラではありえない者」を、持ち前の洞察力と観察眼を駆使し、「泣きつく」というカタチで内々に接触し、密談の場を作ることに成功します。

紙村が「キラではない」と目星をつけた人物…それは「キラの力なんかに頼らなくても出世する」であろう資質を備えた奈南川と三堂、そして尾々井でした。

▼1人孤独に闘ってきた紙村さんが報われた瞬間
イメージ 5

なお、紙村が「キラ」を7分の2に絞り込んでいたこの時にはすでに奈南川と三堂も「キラが誰なのか」おおよその目星がついていたらしいことが2人の発言からわかります(やっぱカッコイイな)

そういう意味では紙村の洞察力はこの2人よりはやや遅れをとっていたわけですが、紙村の凄いところは「かもしれない」レベルにすぎなかった仮定の段階で、自分の洞察力を信じ、実際に行動に移したという点です。

当初の「ちょっと気弱で頼りなさそう」な印象の紙村からは考えられない行動力と決断力です。

ここまで「マイナス思考洞察マン」な紙村さんに若干の感情移入をしていた私は、紙村さんの勇気ある行動、そしてそれが報われた瞬間は思わず喝采をあげましたね

社会人になって薄々わかってきたことですが、時として大切なのは「本質」を見抜く洞察力よりも「見て見ぬ振りができる鈍感力」…特にマイナス思考の洞察力なんて持ってたって損することの方が多いんだからと身に染みて感じていたわけですが、紙村さんが自分の直感を諦めなかったことでこうしてキラ逮捕までに結託できたんだし、そのことがキラ逮捕に少なからず貢献したのだと思うと、胸がすく思いがしました。

しかしながらこれほど慎重にマイナス思考を駆使し、真相を手繰り寄せた紙村さんも結局、L亡きあとの新キラ(夜神月)により「デスノートに関わった者」として抹殺されてしまうことに、忸怩たる思いを禁じ得なかったりします。

※一旦区切ります






Viewing all articles
Browse latest Browse all 334

Trending Articles