コンニチワールドトリガー
yukuです。
最近だんだん涼しくなってきました。
もう夏も終わりなんですかね。
過ごしやすくなった反面、なんとなく寂しい気持ちです…
というわけで今週のジャンプも読んだ順番に感想行きます!
◆食戟のソーマ
徹底したストーキングで創真の先をゆく美作に対し、創真の打った手は、今朝仕入れたばかりの肉を使用しての「即興(アドリブ)」による調理。
だがしかしそんな創真の思考パターンすら美作にとっては想定内だったようで、なお執拗にトレスかけてきます。
――周到なる追跡(パーフェクトトレース)
それこそが美作の真骨頂ともいえる最終兵器だったのです。
ていうか、技名かっこいいな!
似たような名称で「完全無欠の模倣(パーフェクトコピー)」の使い手がすでに同じWJキャラで存在するということもあって、美作の「周到なる追跡(パーフェクトトレース)」の名づけには恐らくそれなりに頭を使ったんだろうなとかって、でもやはり「パーフェクト」の名はどうしても外せなかったんだろうなとか思ったりしました。
そう、まさに美作のトレスぶりはパーフェクトでした。
なかなか「即興」で来る相手のさらに先を読んでトレスするなんて出来ないですよね。
まあしかし創真はここまで追い詰められてなお、余裕の表情を崩しません。
創真はいいます。
美作が自分を「信用」し、パーフェクトなまでに用意周到にトレスしてきたのと同じように創真もまた、美作を「信用」し、そう来ることまで想定していたのだと…
これはなかなか熱い展開ですね!
そもそも美作の「トレス能力」のキーとなるのはトレス元に対する絶対的な「信用」。
だがしかし逆に、観察能力に長ける「トレス能力者」は得てして自身が観察される側に回ることを失念しがちであるという傾向は否めない。
これは美作に限らず、歴代WJバトル漫画のトレス(模倣)系能力者たちに当てはまりがちな「弱点」というか「隙」なのだと思います。
観察能力に溺れるあまり、相手の目に映る自身の姿を客観視することを怠りがちという…
まさに美作のそうした「隙」を創真は見逃さなかったというわけです。
って、互いの裏をかく能力バトル的アツイ展開に気を取られて、料理の方への意識が薄れてしまっているこの美作戦なのですが、密かに「頬肉のマリネ」っていうのが気になってたりします。
あれって、生肉のままマリネ(酢漬け)するってことですか?!
◆(新連載)Sporting Salt
かつて読切時代にもこの記事でも話題にさせて頂いた、Sporting Salt -塩谷の解剖学がついに連載デビューを果たしました!
一応、スポーツ漫画枠…ってことになるのかな?
主人公がプレイヤーではなくサポーターっていう立ち位置だったのが新鮮なのと、スポーツ解剖学ってことでプレイヤーが女性の場合にはちょっとしたお色気要素も期待で来たり…?!といったところに伸びしろを見出していたりしたのですが…
ただこの作品、たしか読切の時はお色気路線垣間見えるも肝心の胸の作画が微妙過ぎて萎えた記憶があります。
そこんとこ、連載にあたり改善されてるかなと思いきや、初っ端から出てきた女子キャラがひんぬー設定(まあ小5だしね)っていう設定になってるのにわろたです。
た…たしかにひんぬー設定ならば「胸の作画」がイケてなくても当面ノンプロブレムですね!…と思いきやこのひんぬー女子は1話限り(?)のスポットキャラに過ぎなかったようで、どうやら正ヒロインは最後に出てきた、ちょいめだかちゃん系の高飛車系美女なお姉さんでした。
……って胸の作画ぜんぜん上達してないんですが!!!!!
相変わらず左手で描いたとしか思えない(失礼)歪なふくらみ…
いやいやいや、さすがにひどいわー
たとえばね、これが火ノ丸相撲等のような男性キャラのみで形成されるスポーツ漫画のヒロインとかだったらまだ許せるんですよ!
からくも「スポーツ医学」がテーマってことは何よりも身体の描写をリアルにすることこそが真骨頂じゃないのかと個人的には思うわけですよ。
今後、グラマーな女性プレイヤーに手とり足とり胸とりでスポーツ医学を叩きこむ的な展開になるとしてもこの胸の作画じゃまったく期待できないんですよねー。
…とまあ好き勝手言いましたがストーリー自体はなかなか面白かったです。
キャラデザも可愛かったですしね(胸以外)
◆火ノ丸相撲
新入部員の蛍くん、根性は一人前なれどなかなか身体がついていかないようで…
そんな蛍の相撲へのやる気の芽を摘まぬよう慎重に優しく接しようと心砕く小関主将とはうらはらに、相撲部でやっていくからには「お客さん」ではないということを伝えるべく敢えて真っ向からぶつかり土俵から吹っ飛ばすという洗礼をかました火ノ丸。
生半可な根性がなければこの火ノ丸との一件でトラウマとなって相撲辞めちゃいそうなものだと思いますが…蛍はそれどころかキラキラと一層、このダチ高相撲部で頑張ろうと決意新たにします。
すごい根性だなあ…
しかしどう贔屓目に見ても相撲向きではないガタイと体力の持ち主である蛍が相撲をやろうと決めたきっかけは、同じく小さい身体で奮闘する火ノ丸の闘いぶりを目にしたからだということで、この蛍もまた火ノ丸信者だったということですね。
ユーマもチヒロも、蛍とはニュアンスが多分に違いますが一応、相撲を始めたきっかけは火ノ丸ということですし、ライバルポジである沙田もまた火ノ丸相撲がきっかけだったし、この典型的な「主人公絶対ヒーロー主義」を貫く感じはアツイですね。
まあだからこそ唯一、火ノ丸アンチなレイナさんのヒールヒロインっぷりが際立つというわけですね。
この構図(正ヒロイン以外主人公信者っていう)は食戟のソーマを彷彿とさせます。
個人的に主人公アンチなヒロインはツボですので、レイナさんにはぜひぜひ早めの再登場願いたいものです。
◆ニセコイ
マルーシャ編後日談。
無事、千棘と入れ替わり互いの日常に戻っていく2人。
千棘に同じ衣装をあげたマルーシャ王女の演出はニクイです。
小野寺さんと楽が両想いであることを見抜きつつ、千棘にあんなことをさせるマルーシャ王女の心のうちは複雑ですね。
まあ、千棘には恩義もありますし、どのみち叶わぬ恋ならば、千棘の恋を応援したいというのもあるんでしょうか。
たとえ小野寺さんと楽が両想いでも、千棘さえ本気になればこの恋のレース、千棘に逆転のチャンスはありまくりですしね。
さいごのテレビからの楽への隠された愛の告白はグっときました。
春ちゃんのウェディングドレス回のときもそうでしたが、叶わぬ恋でいいから、ちゃんと届かなくてもいいから、なんらかの形で自分の恋心を伝えたいっていう気持ちはわかる気がします。
◆ジュウドウズ
華くんの小指があり得ない方向に…
でも柔道やってたらあーいう突き指とか骨折は日常茶飯事なんでしょうかね
痛々しすぎてあのコマ以降のストーリーがぜんぜん頭に入ってきませんでした(><)
あれですね、骨折系はやばいです。
yukuは生まれて一度も骨折っていうのは体験したことがないのですが、骨が折れるってどんな感じなんでしょうか…やはりものすごく痛いんですかね…
真島クンも結構やばいですけどやはり格闘技系の漫画を読むならそっち系の覚悟も必要ですよね…(・_・;)
こんな感じで以上です!
あっ、ハイキュー!!アニメ終わっちゃいましたが、コミックス買おうかどうかめちゃ迷ってて、ちょっと偵察がてら本誌読んでみました。
新展開すぎてついていけないかなーと思いきや、なんかちょーど伊達高と青葉城西の試合開始ってことで、ちょっとは読めました!!!
「新しい鉄壁」としてブロック力を強化させた伊達高に青葉城西は苦戦を強いられる感じの展開でしょうか??
コミックス買おうかなー
教えてもらったところによると、あのあと山口君のターンもあるみたいですし…
2期アニメいつやってくれるかわからない以上、もう待ちきれないんでコミックスで本誌追いついてハイキュー!!本誌デビュー果たしたい所存です!!
あっそれと前記事でも触れましたが、「少年ジャンプ+」という電子版の本格漫画アプリが立ち上がりました。
すでに本誌で連載終了を果たした『黒子のバスケ』や『ジョジョの奇妙な冒険』、『ドラゴンボール』『るろうに剣心』などのスピンオフや復刻版も読めるようです!
web慣れした層をターゲットに、本誌との差別化を図るということなのか…あるいは、WJ本誌の新規ターゲット層への促進機能を果たすツールの一貫ということなのでしょうか。
まあ紙面雑誌を売るよりもターゲット層の嗜好調査が格段に楽になるという意味ではweb創刊は大きな強みではあるかなと感じます。
というのは、従来の雑誌購入読者層の声というのはアンケートはがきやファンレターなどが主たる対象だったことはいうまでもありません。
まあ、感想ブログやまとめ速報、ツイッターなどで「読者の声」をデータ取りする方法もありますが、それらの声=本来の少年ジャンプが目指すところのの読者層(=少年)との食い違いや隔たりが小さくないことについてはすでにバクマン。でも言及されています。
まず、感想ブログについては大量のデータ収集的に論外として、ツイッター、ジャンプまとめ速報などは一回の閲覧で大量の独読者の声をデータ取りできるという点では一見効率の良い分析元ツールであると言えます。
が、問題はそのターゲット層なんですよね。
まずまとめ速報などの書き込みをしている層の平均年齢は38歳と聞いたことがあります。まあ、懐古厨寄りな評価になっても仕方ないですよね。
VIP漫画版でやたら、北斗の拳やらスラムダンクやらの漫画が評価高いのもうなずけます。
ジャンプ歴の長い、少年漫画の酸いも甘いも嗅ぎ分けた「おっきいお兄さん」が多い分、その漫画評論鋭くてポイントを突いているものも多く、そうした意味では下手な新人編集のアドバイスなどよりかはよほど参考になるのかもしれません…があくまでもほとんどが「少年ジャンプ読者層」からはかけ離れた層の意見です。
一方、10代20代が比較的多いというツイッター、こちらでならば年齢層的にかなり少年ジャンプ読者層に近い「トレンド読者の声」がデータとして抽出できるのではと思われます。
が、ツイッター民の問題点は、結構女性の書き込みが多いってことなんですかねー。
というのも、ツイッターはその特質上、無記名書き込みが主の「VIPまとめ」などとは違い、どちらかというとコミュニティ要素が強く、まあ女子向きなんですよね。
えっと、つまりまとめるとそうしたネット上の声をいくら集めて参考にして漫画を創ってもそれがいわゆる「ジャンプ本誌購買層」にウケるかどうかというと別の話ってわけです。
だからこそ、本誌でのアンケ結果は思わしくないのにやたらコミックスやアニメグッズだけが売れたりというパラドックスが生じるわけです。
しかしながら今回のweb版、「少年ジャンプ+」はそうした「読者層―ネットの声」という垣根を取っ払った、要するに「ネットの声=読者の声」をもとに漫画が作れるという強みがあったりするのかなって感じます。
もっと具体的にいうと本誌では叶わなかった、懐古厨向けの作品配信や、いわゆる「腐女子層」向けの作品だって、なんのジレンマもなく配信できちゃうわけです。
などと自由気ままに語ってしまいましたが、上記あくまでも個人的見解にすぎません。
ぜんぜんそーいうのと違うかったらすみません<m(__)m>